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ここ数年で、「信用評価経済」という言葉が一気に広がったのではないでしょうか。

ネットリテラシーが高い、一部の人にしか理解できないものと思われがちですが、信用評価経済って昔からあったし、日常的に触れてるはずなんです。

いろいろな定義がありますが、SNSのフォロワー数が多い人=信用がある人という解釈で進めますね。

信用は数値化することが難しいです。

例えば、近隣住民におすそわけを振舞ったり、周りの人の相談を聞いているAさんは、その近隣住民の中で信用されています。しかし、そのコミュニティ外の人からすれば、その信用が見えないのでその人の価値を把握できません。

ある学校の人気教師Bさんは生徒や保護者から絶大な信頼を得ていますが、その授業を受けたことのない人からすれば、これもまたその人の信用が見えないのでその人の価値を把握できません。

しかし、そのコミュニティの中では信用評価経済は成立します。

AさんやBさんが何か困ったことがあれば、周りの人が助けてくれるでしょう。
○○さんの頼みだったらボランティアで手伝うよ。とかよくありませんか?

これをインターネットに落とし込むことで、コミュニティ外の人にもその人の信用を可視化することができるようになりました。

それをわかりやすくしたのがSNSのフォロワーだったりします。

ただ、 SNSのフォロワーは買うことができたり、ただ有名人なだけという可能性もあります。

それをもっと深く可視化するのがクラウドファンディングだったりします。

コンテンツに圧倒的なクオリティがある場合は少し話が違ってくるのですが、クラウドファンディングでお金を集めれる人は、周りの人に信用されています。

クラウドファンディングのリターンは「単純に金銭だけで見れば」損である場合が多いです。

そもそも、まだ完成していないプロダクトである場合が多いので、そのプロジェクトが予定通りに完成しない可能性すらあります。

それでも支援が集まるのは「想い」だと思うんです。

あのAさんが挑戦するなら応援するよ。というやつですね。

その想いの集積がクラウドファンディングでお金が集まっているという状態です。

クラウドファンディングが一気に浸透してきて、VALUのような他の信用を可視化するツールも出てきました。

その人があるコミュニティで信用されているという評価を、別のコミュニティにも応用できるようになってきた。それが信用評価経済の加速に繋がっていると考えています。

SNSのフォロワーが多い、クラウドファンディングでお金が集まっている人は信用されている。という価値観がもっともっと広がればいいな。

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小幡和輝 Kazuki Obata (@nagomiobata)
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NagomiShareFund & 地方創生会議 Founder

1994年、和歌山県生まれ。約10年間の不登校を経験。当時は1日のほとんどをゲームに費やし、トータルのプレイ時間は30000時間を超える。その後、定時制高校に入学。地域のために活動する同世代、社会人に影響を受け、高校3年で起業。様々なプロジェクトを立ち上げる。

2017年、47都道府県すべてから参加者を集めて、世界遺産の高野山で開催した「地方創生会議」がTwitterのトレンド1位を獲得。その後、1億円規模の地方創生ファンド「NagomiShareFund」を設立し、地方創生の新しい仕組みを構築中。GlobalShapers「世界経済フォーラム(ダボス会議)が認定する世界の若手リーダー」に選出。

小幡和輝 プロフィール 横長


メディア出演 NHK・フジテレビ・日本経済新聞・The Japan Times など

著書「不登校から高校生社長へ」