フリースクール

富山のフリースクールの選び方|県全体で使える補助金と、タイプ別の特徴

不登校の子ども、親御さん向けに公式LINEを配信中です!LINE内で無料相談も行なっています。
その他にも無料特典として以下の3つがあります。

・たくさんの不登校体験談
・書籍の無料お試し
・茂木健一郎さんなど著名人との対談記事

現在、1万人以上が登録中です。
>>小幡和輝の公式LINEの詳細はこちら

こんにちは、小幡和輝です。

僕は約10年間の不登校を経験しました。当時学んでいたのがフリースクールで、そこで過ごした時間が今の自分をつくったと思っています。その後は定時制高校を経て、国立大学に進学しました。いまはオンラインフリースクール「クラスジャパン小中学園」の代表として、これまでに2000人以上の不登校の子どもたちをサポートしてきました。

今回、富山を調べていて、いい発見がありました。

富山県には、県全体で使えるフリースクールの利用料補助があります。「フリースクール等通所児童生徒支援事業補助金」で、月額上限15,000円。全国を調べてきましたが、住んでいる市町村によって受けられたり受けられなかったりする県が多いなか、富山は県内どこに住んでいても同じ制度が使えます。これは本当に大きなことです。

さらに富山には、1回1,500円で通えるフリースクールもありました。

ただし補助には条件があります。「県教育委員会のガイドラインに則った施設」で、かつ「学校長が出席扱いと認めていること」。この2つを満たさないと補助は受けられません。後半で詳しく書きます。

そのうえで、大前提をひとつ。フリースクール選びは「どこがいいか」ではなく「どのタイプがうちの子に合うか」で考えたほうが、うまくいきます。評判のいい場所に入れても、その子がいま必要としているものと違えば続きません。

富山のフリースクールは、大きく4つのタイプに分かれる

同じ「フリースクール」という名前でも、中でやっていることはかなり違います。おおまかに分けると次の4つです。

学習支援型は、勉強の遅れを取り戻すことに重心があります。教科ごとのコースがあり、進路の相談にも強い。

居場所型は、まず安心して過ごせる場所をつくることを大事にします。何をするかは本人が決める。勉強しない日があってもいい。

体験活動型は、クッキングやeスポーツ、遠足といった活動が軸になります。机に向かうことがしんどくなってしまった子でも、活動を通してなら人と関われます。

訪問・オンライン型は、通わずに家で受けられる形です。

タイプに優劣はありません。そして、いま合うタイプと半年後に合うタイプは変わります。最初の一つで決めきらなくていいんです。

タイプ1:体験活動型|まず費用を抑えて始めたいなら

星槎フリースクール富山(富山市)

富山駅前のCiCビル5階、星槎国際高等学校の富山学習センター内にあります。まず費用を書きます。入会金5,000円、利用料は1回1,500円(6枚つづりのチケットが7,500円で使用期限なし)。今回調べた富山の施設のなかで、もっとも始めやすい金額です。

対象は小学1年生から中学3年生(高校生や学校に行っていない人の相談も受け付けています)。開いているのは月曜から金曜の9時10分から15時で、放課後の余暇活動は17時まで。定員は1日10名程度です。

活動は学習、ソーシャルスキルトレーニング、クッキング、eスポーツ、遠足と幅が広く、高校生との共生プログラムもあります。月1回の親の会「親呼食堂」も開かれています。

出席扱いについては「在籍校の校長の判断により、フリースクールの登校が出席扱いとなります」「毎月報告書を在籍校へ提出」と明記されています。県の補助を受けるには出席扱いが条件なので、この点がはっきりしているのは重要です。

フリースクールとなみ(砺波市/総合カレッジSEO)

砺波駅から徒歩7分、料理学校の設備を活かしたフリースクールです。午前はクッキング(おにぎり、カレー、ギョウザの皮ピザなど)、午後はiPad学習、ピアノ、お琴、生け花、ものづくり。小学4年生から中学3年生が対象です。

費用はチケット制で、利用チケット10,000円(2時間×5回分)と材料チケット3,000円(300円券10枚)。1日4時間利用すると2回分を使います。

ひとつ重要な注意点があります。開いているのは毎週月曜日のみ(10時から12時、13時から15時)です。平日の日常的な居場所としては使えません。「週に一度、料理をしに行く場所」として考えてください。

タイプ2:居場所型|まず安心できる場所がほしいなら

フリースクール「フレンズ」(射水市/NPO法人はぁとぴあ21)

射水市の大門総合会館2階にあります。1日1,500円、初回はお試し無料で、月末にまとめて支払う形です。開いているのは月曜から金曜の9時から15時(延長あり)。対象は小学1年生から中学3年生です。

この法人がすごいのは、ひとつの法人でこれだけ抱えていることです。フリースクール、放課後等デイサービス、子ども若者支援センター(2か所)、インクルーシブセンター、さくら国際高等学校富山キャンパス、親の会、電話相談。すべて射水市内にあります。発達障害やひきこもりの支援に強く、中学卒業後の進路まで同じ法人で見通せるのは安心材料です。

出席扱いについて直接の明記はありませんが、公式サイトに「フリースクール等通所児童生徒支援事業が利用できます」と書かれています。この県の事業は「学校長が出席扱いと認めていること」が要件なので、実質的に出席扱いの実績がある施設ということになります。

フリースタイルスクール(砺波市/一般社団法人Ponteとやま)

砺波市宮森のシェアハウス「Liberoみやの森」(みやの森カフェの横)にあります。今回調べた富山の施設のなかで、もっとも純度の高い居場所型です。

掲げているのは、特別なプログラムやカリキュラムを一切持たないこと。「各自やりたいことをとことんやる」「自分の食器は自分で洗う、これが唯一のルール」。月1回の子どもカフェの企画運営に参加することもできます。

対象は小学生以上で、学校に行っている子も行っていない子も問いません。1日2,000円(昼食代込み)。開いているのは月曜から水曜の10時半から15時半です(SNSでは金曜を加えた週4日という情報もあるので、確認してください)。

タイプ3:学習支援型|勉強の遅れが不安なら

富山YMCA(富山市)

今回調べたなかで、もっとも学習支援の色が濃い場所です。富山市内に2拠点あり、駅前センター(桜町)にフリースクールとフリースペース、堤町本館にフリースペースとスペシャルプログラムがあります。

特徴はコースが体系化されていること。中学生コース、高校受験、高卒認定、大学受験まで教科ごとに用意されています。対象は小中学校の長期欠席者、高校中退・休学者、通信制/単位制高校生です。

出席扱いについては「学校に申請すると、中学生は出席日数として認められます」と明記されています。

費用は入学金11,000円、フリースクールは1クラス9,900円/月から(5コマ以上は何コマ取っても定額、上限11コマ。中学生は授業料10%引き)。フルタイム相当は月49,500円です。フリースペースの料金はサイトとパンフレットで表記が異なるので、問い合わせて確認してください。フリースクールは月曜から金曜の13時から18時(1クラス60分)、フリースペースは13時から15時です。

タイプ4:訪問・オンライン型|まだ外に出るのが難しいなら

正直にお伝えします。今回調べた富山の5施設のなかで、訪問支援やオンライン対応を掲げている場所はありませんでした。いずれも通所が前提です。

ただし県が2026年2月に開いた「こどもの居場所相談会」には20施設が出展していて、そのなかにはトライ式中等部や第一学院中等部富山キャンパスなど、オンラインや在宅の選択肢を持つ施設も含まれています。

クラスジャパン小中学園(オンライン)

冒頭に書いたとおり、僕が代表を務めているサービスです。完全オンラインのフリースクールで、家にいながら参加できます。在籍校で出席扱いになる仕組みを整えていて、これまで2000人以上の子どもをサポートしてきました。

富山は冬の通学が負担になる地域です。また五箇山や県東部など、通える距離に施設がない地域もあります。近くに場所がない方、まだ外に出るのが難しい段階のお子さんには、入口として考えてもらえたらと思います。

見学のときに、必ず聞いてほしい5つのこと

ホームページとパンフレットだけでは、その場所の本当のところはわかりません。運営する側になって、余計にそう思うようになりました。見学に行ったら、この5つは必ず聞いてください。

1. 県の補助金の対象施設ですか

富山ではこれを最初に聞いてください。県の補助は「県教育委員会のガイドラインに則った施設」であることが条件です。対象外の施設を選ぶと、月15,000円の補助が受けられません。

2. 週に何日、何時から何時まで開いていますか

富山では特に重要です。今回紹介したなかにも、週1日(月曜のみ)しか開いていない場所があります。毎日の居場所がほしいのか、週1回でいいのかで選ぶ先がまったく変わります。

3. 一日の流れを具体的に教えてください

時間割があるのか、来た子が自由に過ごすのか。ここがタイプの違いそのものです。「自由です」と言われたら、実際に昨日はどんな一日だったかまで聞いてみてください。

4. 在籍校への報告書は出してもらえますか。出席扱いの実績はありますか

これも富山では補助金に直結します。出席扱いになっていなければ、県の補助は受けられません。実績を必ず確認してください。

5. 冬はどうなりますか

富山ならではの質問です。大雪の日の扱い、送迎の有無、休んだ日の費用。チケット制の施設なら、使わなかった分がどうなるかも聞いておくと安心です。

そしてもう一つ。必ずお子さん本人を連れて行ってください。親御さんが気に入った場所と、本人が居心地よく感じる場所は、驚くほど一致しません。本人が玄関で足が止まるなら、それは答えです。

富山は県全体で補助が使えます

ここが富山でいちばん大事なところです。

「富山県フリースクール等通所児童生徒支援事業補助金」は、2026年度(令和8年度)も実施されています。県のページは2026年8月4日に更新されていて、令和8年度版の様式も公開されています。

補助額は、対象経費の2分の1以内で、児童生徒1人につき月額上限15,000円。複数の施設を利用しても上限は同じです。

ここは正確に理解しておいてください。「1/2かつ月上限1.5万円」なので、利用料が月3万円を超えないと上限には届きません。たとえば月2万円の施設なら補助は1万円です。東京都の月最大2万円と比べると、実質の手厚さは一段下になります。

対象になるのは、富山県内の小中学校・義務教育学校に在籍する児童生徒がいて、県内に住所があり原則同居している保護者です。

必ず満たす必要がある要件が2つあります。

ひとつは、通所先が富山県教育委員会が策定した「民間施設に関するガイドライン」に則った施設であること。もうひとつは、学校長が出席扱いと認めていることです。つまり出席扱いになっていない状態では、補助は受けられません。

対象になる経費は、施設の利用料(授業料)、体験活動・社会奉仕活動・交流活動などの実費、実習費などです。

申請の流れは、まず事前登録票を出し、そのあと学期ごとに交付申請書・実績報告書・領収書を提出します。年3回、各学期の開始月1日から学期終了の翌月10日までが受付期間です。一部は電子申請もできます。窓口は富山県教育委員会 教育みらい室 児童生徒支援担当(076-444-3443)です。

なお富山市と高岡市には、市独自の利用料補助は見当たりませんでした。富山市にある「こどもの居場所づくり支援事業補助金」は居場所の開設費用に対する団体向けの補助です。高岡市は市立小中学校のサイトで県の事業を案内しています。つまり富山では県の制度が実質的にすべてということになります。裏を返せば、どこに住んでいても同じ条件ということです。

また、発達に特性があって受給者証が取れる場合は、放課後等デイサービスという選択肢もあります。費用は世帯年収が約890万円までなら月額上限4,600円、非課税世帯は無料です。はぁとぴあ21のように放課後等デイサービスを併設している法人もあります。

在籍校で出席扱いにしてもらうには

フリースクールに通った日を、学校の出席として認めてもらえる制度があります。文部科学省が要件を定めていて、最終的には在籍校の校長先生の判断で決まります。

手順はシンプルです。まず、通おうとしているフリースクールに「在籍校への報告書を出してもらえますか」と確認します。次に、在籍校の担任の先生に「この場所に通いたい」と相談します。そのうえで、フリースクールから毎月の活動報告が学校に届く形をつくる。これで校長先生が認めれば、出席として記録されます。

繰り返しになりますが、富山では出席扱いが補助金の前提です。順番としては、県のガイドラインに沿った施設を選ぶ→出席扱いの手続きを整える→補助金を申請する、という流れになります。

富山県は施設との連携にも力を入れていて、「フリースクール等こどもの居場所づくり支援検討会」や「フリースクール等こどもの居場所ネットワーク交流会&スタッフ研修会」を開いています。2026年2月には「こどもの居場所相談会」も開かれ、県内20施設が出展しました。県と民間が継続的につながっている県だと感じます。

ひとつだけ言わせてください。出席日数のために子どもを追い立てないでほしいと思っています。出席扱いはあくまで、その子が安心して次に進むための道具です。目的ではありません。

富山全域から、もっと網羅的に探したい方へ

この記事ではタイプ別に5つの場所を紹介しましたが、富山にはもっとたくさんのフリースクールがあります。前述の県「こどもの居場所相談会」のページには出展した20施設の実名が公開されていますし、県の「学校外の居場所について」のページには「よりそいマップ」(富山県不登校を考えるネットワーク作成)も掲載されています。

お住まいの市で探したい方は、明光フリースクール公式メディアの富山県のフリースクールと補助金一覧もご覧ください。

最後に

僕が不登校だったころ、親は相当悩んだと思います。でも最終的に「行かなくていい」と言ってくれました。あの一言がなかったら、今の僕はいません。

学校に行かない選択が、その子の可能性を狭めていいはずがありません。学ぶ場所は、学校以外にもあります。フリースクールはその一つです。

全国を調べてきて、住む市町村によって補助が出たり出なかったりする県をいくつも見てきました。そのなかで富山は、県として一本の制度をつくっています。どこに住んでいても同じ条件で使える。当たり前のようでいて、これはとても大きなことだと思います。

そして繰り返しますが、最初に選んだ場所が合わなくても、変えていいんです。合わなかったのは、その子のせいでも、その場所のせいでもありません。ただ、まだ出会えていないだけです。

この記事が、その出会いの手がかりになればうれしいです。

【無料相談・無料特典あり】
不登校生、親御さん向け公式LINE

LINE登録の無料特典
  • たくさんの不登校体験談
  • 書籍の無料お試し
  • 茂木健一郎さんなど著名人との対談記事

僕自身も中学生までの10年間、不登校でした。しかし、その後は大学まで進学し、現在は会社の代表を務めています。

その経験を経て言えるのは「不登校は悪いことではない」ということ。行きたくない子を無理やり学校へ行かせるのも、良くありません。

そんな僕の思いや不登校に関する最新情報をLINEで発信中です。内容盛りだくさんの特別記事も、無料で読めます!

現在、1万人以上が登録中です。登録はこちらから↓

\体験談や著名人の話を読める/

>>小幡和輝の公式LINEの詳細はこちら

YouTubeもチャンネル登録よろしくね!

ABOUT ME
小幡和輝
1994 年、和歌山県生まれ。10年の不登校を経験。不登校当時はフリースクールで学び、その後18 歳で起業。SNS を活用したマーケティングを専門とし、東京2020 オリンピック・パラリンピックでは総フォロワー1000万人以上の公式SNSアカウントを運用。 不登校への偏見を払拭し、不登校になっても取り残されない社会を目指し不登校の専門家として活動。数百回の講演活動やオンラインフリースクール『クラスジャパン小中学園』の代表として、これまでに1500人以上の不登校生徒をサポート。 テレビのコメンテーターなどメディア出演多数。著書に学校は行かなくてもいい 親子で読みたい「正しい不登校のやり方」など。ワタナベエンターテイメント文化人部門所属。