不登校

高校生が不登校になる原因と親がとるべき対策【元不登校生の助言】

「高校生の娘が不登校になってしまいました。どうすればいいですか?」

このような悩みを抱えている親御さんは多いと思います。

高校生という時期は、大学受験を控えていたり、就職活動をしたりと、何かと人生を左右する場面が多い時期です。

そんな大事な時期だからこそ、自分の子どもが不登校になってしまったら、心配になりますし焦りますよね。

そこで今回の記事では、実際に10年間の不登校経験を持ち、全国100箇所で不登校の経験がある人に向けたイベント開催や、「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版している僕が、高校生が不登校になる原因と親ができる対策について解説していきます。

不登校になる原因は人それぞれですが、共通するところはあります。そして、親御さんが落ち着いて視野を広くもつことが大切です。

親の不安が伝わると、子どもは余計に不安を感じてしますので。

ぜひ参考にしてみてください。

高校生の不登校の統計的データ

不登校の原因を見ていく前に、そもそも高校生の不登校生は、どのくらい居るのでしょうか?

平成29年の文部科学省の調査によると、高校生の不登校者数は、全国で4万9643人いるとしています。これは、64人中1人が不登校でることを表しています。

また、不登校の生徒がいる学校の比率は、84.5%。

ほとんどの学校に不登校の生徒がいることが分かりますね。(参考:平成29年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について

この統計から僕が伝えたいことは「不登校は実は特別なことではない」ということです。

自分の子どもが不登校になったら不安になるかもしれません。でも、現実として不登校のお子さんが周りにも居るということを、知っておきましょう。

高校生が不登校になってしまう原因6選

それでは、本題に入っていきましょう。

僕自身の経験や客観的な統計データから、高校生が不登校になる主な原因は6つあると思っています。

  1. 人間関係に課題がある(友人関係の悪化)
  2. 学業の不振
  3. 受験勉強のストレスや焦り
  4. 将来への不安
  5. あそびや非行
  6. 親から「学校へ行かない理由」を聞かれる

それぞれ詳しく解説していくので、参考にしてみてください。

【高校生の不登校の原因その1】
人間関係に課題がある(友人関係の悪化)

高校生が不登校になる原因で多いのが、いじめや交友関係のもつれです。

文部科学省の調査によると、不登校の理由の約1割が「いじめを除く友人関係をめぐる問題」としています。

高校生活をしていると・・・

  • 夜遅くまでの部活動
  • 文化祭の準備
  • スマホを持つようになる
  • 友達と受験勉強
  • 学校終わりのアルバイト

などなど、家以外で人と関わる機会が急激に増えていきます。

その結果、交友関係が広がる反面、友人とのトラブルの数が増えたり、悩みが深刻化したりするんですね。

【高校生の不登校の原因その2】
学業の不振

高校になると、学校の勉強は一気に高度化します。

大人でも解けないような問題が山ほど出てくる中「勉強ができる人・できない人」の差が浮き彫りになっていくんですね。

特に進学校に関しては、勉強に関して周りから高いレベルを求められたり、勉強ができない自分に嫌気が差したりする生徒が多い傾向にあります。

このように、他者からのプレッシャーや自己嫌悪により、不登校になってしまうケースは非常に多いです。(文部科学省の統計によると不登校生の約2割りが、学業不振が原因としています。

【高校生の不登校の原因その3】
受験勉強のストレスや焦り

高校からの大学や短大、専門学校への進学率は約7割~8割で、日本の高校生のほとんどが、高校卒業後、進学をします。

そのため、多くの高校生が受験勉強を経験します。四六時中勉強をしている、なんてことも珍しくありません。

  • 放課後の受験勉強
  • 夏休みの夏期講習
  • 定期的に行われる模試試験
  • 模試で学力を判定される

このように、平日も休日も勉強続きの毎日にストレスを感じたり、勉強の成果が出ないことによって、不安や焦りを感じたりするようになっていきます。

特に高校1年、2年、3年と進むにつれてこの傾向は強くなり「勉強一色の学校へ行きたくない」と不登校になるケースが多いようです。

【高校生の不登校の原因その4】
将来への不安

高校になると、何かと「将来について考える」機会が増えます。

  • 理系か文系か
  • 受験勉強
  • 就職活動

こういった事をきっかけに、将来について考えるわけですが、高校生の内からやりたい事や将来なりたい職業が決まっている子どもは少ないですよね。

そんな「やりたいことがない」ということに対して、自己嫌悪に陥ったり、将来に対して漠然と不安を感じる子どもは多いです。

そして「無気力」になってしまい、不登校になってしまうケースも少なくありません。

【高校生の不登校の原因その5】
あそびや非行

非行に走り、不登校になるお子さんもいます。

  • 髪を染める
  • 夜中に遊び歩く
  • お酒を飲む
  • 親が話しかけても無視をする

こういった非行を繰り返す不登校生の場合、「学校にも家庭にも安心できる場所がない」と感じているのが特徴です。

その要因としては、学業不振や学校での人間関係の悪化、家庭環境に問題があるなどが挙げられます。特に公立校の子どもでこの傾向が強いですね。

【高校生の不登校の原因その6】
親から「学校へ行かない理由」を聞かれる

不登校になる子どもは、ほとんどの場合、遅刻が増えたり、休みがちになったりと、不登校になる予兆があります

そんな学校を休みがちな自分の子どもを見て、その理由を問い詰めたり、「ちゃんと学校へ行きなさい!」というようなプレッシャーをかけてしまったりすることにより、完全に不登校になってしまうことがあります。

不登校のお子さんにとって、一番聞いてほしくないのが「学校へ行かない理由」だと思います。

何故なら、お子さんも自分が何で学校へ行きたくないのか分かっていないことがあるからです。

自分でも分からないことを、さも悪いことのように問い詰められたら、お子さんも心を閉ざしてしまいます。

高校生の子どもが不登校の時に親が取るべき対策5選

不登校になる主な原因をみてきましたが、思い当たる節はありましたか?

「いや、あまりピンとこないな…」という方もいるでしょう。

しかし、それも仕方がないことだと思います。なぜなら、高校生が不登校になる原因は複数あったり、自分自身でも原因が分かっていなかったりして、複雑なケースが多いからです。

なので、原因を親御さんが把握しきれなくても、落ち込む必要はありません。それよりも、親御さんがどのようにお子さんと向き合い、行動するのかが大事です。

そこで不登校生の親御さんが、今できることを見ていきましょう。

  1. 学校を休ませる
  2. 不登校の理由を聞かない
  3. やりたいことを尊重する
  4. 今まで通りに接し、見守る
  5. 「頑張れ」という言葉は使わない

こちらもそれぞれ詳しく解説していきますね!

【高校生の不登校の対策その1】
学校を休ませる

自分の子どもが学校へ行かなくなったら、不安や苛立ちを感じることもあるでしょう。

  • 休ませたら内心に響くのでは?
  • 勉強についていけなくなるのではないか?
  • 何で学校へ行ってくれないの!?

などなど。お子さんの将来を思うと不安になり、どうにかして学校へ行かせたくなる気持ちは分かります。

しかし、不登校のお子さんを無理やり学校へ行かせるのは逆効果です。

お子さんも頑張っていかなきゃ!という気持ちはあるので、その頑張りを認めてあげて、「行きたくなければ、休んでいいんだよ!」と温かい心で接してあげましょう。

間違っても、学校を休むことを否定しないでくださいね!

勉強は学校に行かなくてもできる時代です。

例えばすららネットは所属している学校の出席扱いにもなる教材です。

視野を広く持ってください。学校がすべてじゃないですよ。

【高校生の不登校の対策その2】
不登校の理由を聞かない

これは先ほどから言っていますが、不登校のお子さんに「何で学校へ行かないの?」と、不登校になった理由を聞くことは、やめましょう。

聞かれることがプレッシャーになったり、理由が自分でもうまく説明できなくて困惑させてしまったりするので、直接的に理由を探るのは、避けるのが無難です。

僕も子供のころ、親から「何で学校へ行かないの?」と聞かれ、嫌な気持ちになった過去があるので、これは声を大にして伝えたいことですね!

【高校生の不登校の対策その3】
やりたいことを尊重する

学校へ行かずに一日中ゲームをしていたり、ベッドに寝転んでスマホで好きなYouTubeを見ていたりしているとき、その行動を否定しないようにしましょう。

子どもにとって、学校で勉強をすることより、家でゲームをすることが「やりたいこと」なら、その行動を尊重し、ゲームに関する話をどんどん聞いてあげてください。

僕も不登校時代は、1日中ゲームをしていて総プレイ時間は30000時間を超え、大会にも出場しました。

心配になる気持ちも分かりますが、学校へ行くことが全てではないので、まずはお子さんがやりたいことを尊重してあげましょう!

【高校生の不登校の対策その4】
今まで通りに接し、見守る

自分の子どもが不登校になったとき、どう接したらいいのか分からなくなる親御さんも多いと思います。

結論を言うと、今まで通りに接してあげてください。

一番やってはいけないのは、腫れ物を触るかのような接し方です。

なぜなら、不登校に対して負い目を感じるお子さんも少なくないので、親御さんがよそよそしい態度をとってしまうと、更に負い目を感じてしまい、ストレスになってしまいます。

なので、いつも通り「おはよう」と声をかけたり、何気ない会話をしたりして、子どもが安心して生活できる環境を作ってあげましょう!

【高校生の不登校の対策その5】
「頑張れ」という言葉は使わない

自分の子どもが不登校になったとき、つい「いま大変かもしれないけど、頑張ろう!」というように応援したくなるかもしれませんが、これは逆効果になりかねません。

何が原因で不登校になっているにせよ、お子さんも日々悩み、自分と戦っています。

心のどこかで「このままじゃダメだ」と、自分自身を変えるために頑張っているんですよね。

そこに親から「頑張れ」と言われたら、「どこまで頑張ればいいの!?」と、追い詰めてしまうことになりかねません。

お子さんが十分に頑張っていることを認めてあげて、「無理しなくていいんだよ」と安心させてあげましょう。

小幡和輝からのメッセージ

不登校になる理由は人それぞれ。わかりやすい解決法なんてありません。

みんな理由が違うからこそ、視野を広くしましょう。

固定概念にとらわれず、その子にあった方法を考えてみてください。

大切なのは学校に行くことだけにこだわらないことです。

視野を広く持ってください。学校がすべてじゃないですよ。

不登校の新しい解決法。学校に行きたくない子どもと親に知ってほしいこと 初めまして。小幡和輝と申します。 いきなりですが、僕はほとんど学校に行ってません。 でも、いまとても楽しく生きてます。 自分の...

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あと、読んでほしい記事のまとめです!

【記事まとめあり】みんなの不登校体験談を集めています

僕の体験談はみんなにあてはまるものじゃない。たくさんの体験談の中から共感できるものを見つけてほしい。

そんな想いに賛同してくれた方から記事を寄稿していただいてます。100人以上の体験談が集まっています。記事を書いてくれる人も募集中です。

【売上も公開】18歳の高校生社長が一億の男になるまで。

僕の具体的な仕事内容についてまとめています。2万文字以上の大作です。

学校に行きたくない不登校の子どもと親に読んでほしい記事まとめ。

不登校は不幸じゃない。周りの目だったりもあるし、どうしても不安になっちゃいますよね。視野が広がるきっかけになれば嬉しいです。

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ABOUT ME
小幡和輝
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。 もっと詳しい自己紹介は下の記事を! 社会のギモンに切り込んでいきます。 メディア出演 NHK・フジテレビ・日本経済新聞・The Japan Times など
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