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子どもたちを苦しめているのは親子の世代間ギャップによる圧力

これまでの常識が通用しない社会がやってきます。

社会の変化を一番感じているのは、これからの未来を作っていく子どもたちでしょう。

授業で習うことが社会でどう必要なのかわからない。そもそも必要なときがきたらすぐにスマホで調べれるのに、どうして暗記をする必要があるんだろう。

そもそもどうして授業中はスマホが禁止なんだ?

なぜ、スマホでメモをとったらダメなんだろう。ノートよりも便利なのに。

今日、授業で先生が言ってたことはよくわからなかったけど、帰ってYouTubeで調べてみたらもっとわかりやすくて面白い授業の動画があった!

これは実際に僕が聞いた子どもたちの声です。

こんなことをいうと大人たちの常識に当てはめられ、理不尽に怒られることも多いでしょう。

昭和世代の常識を子どもたちに押し付けないでほしいです。

改めまして、小幡和輝と申します。

10年間の不登校経験があり、18歳で起業。今年で25歳です。

いまは自分の会社をやりながら全国100箇所で開催される不登校の経験がある人に向けたイベント『#不登校は不幸じゃない』の発起人をしたり「学校は行かなくてもいい」などの教育系の書籍を出版したりしております。

僕は子どもと話す機会が多いのですが、大人との価値観の違いで苦しめられている姿をたくさんみてきました。

人は自分の常識で考えてしまいがちです。

ですが、子どもは立場が弱いので、大人の言うことを聞くしかない。

その対等ではない関係で押さえつけられている声がたくさんあると思うのです。

この記事がみなさんの常識を少し広げるきっかけになればとても嬉しいです。

子どもが好きなものに興味がない大人たち

子どもがゲームにハマっている。

それをよく思わない親御さんも多いです。

自分が面白いと思わないことは自由ですが、やってもないことを否定するというのはおかしいです。

そして、多くの場合は正しく理解せずに否定しているので、子どもからすれば『こいつまったくわかってないじゃん。。。』という不満を持って当たり前です。

ゲームを例に出しますが、いま子どもたちに一番人気があるフォートナイトというゲームは基本無料で遊ぶことができるゲームです。

これは実際に僕と親御さんの会話です。

親御さん)フォートナイトで子どもが課金したいと言ってるのですが、課金は危ないのでさせていません。

小幡)なんで危ないんですか?

親御さん)課金はキリなくやってしまうので、やらせていません

小幡)でもフォートナイトの課金って、見た目の衣装を変えれるだけで強くならないからそんなに多くの金額を使うようには思えないんですけど。1つ2000円とかですし。

親御さん)え、そうなんですか?

小幡)はい。しかも、そもそも無料のゲームじゃないですか。ゲームソフトを買うと考えたら最低でも5000円くらいしますし、数千円の課金って許容範囲だと思うんです。しかも、やろうと思えば設定で限度額も決めれますし。

親御さん)・・・

このような話はよくあることで、親が知らないことで子どもを苦しめているパターンってよくあるんじゃないかな。

子どもの進路相談で起きている世代間ギャップ

いまや子どものなりたい職業ランキング1位となったYouTuber。

学校の先生に、将来の夢はYouTuberになりたいと言ったら、そんなのはダメだと否定されたという話は後を絶ちません。

さらにひどかった話を聞いたことがあります。

YouTuberを否定した先生が、隣の席の女の子の歌手になりたいという夢に対して・・さんは歌が上手いもんね。大変だけどチャレンジしてみたらいいと思うと言ったそうです。

この先生にとって、歌手はOKで、YouTuberはダメということのようです。

ご存知の方もいると思いますが、いま最も売れている米津玄師さんはもともとネットで音源を上げていたクリエイターですし、Goose houseや岡崎体育さんのようにYouTubeから火がついたアーティストもたくさんいます。

そもそも、いまやほとんどのアーティストがYouTubeチャンネルを開設して自分のUPしているYouTuberだと思うのですが、この先生は違う考えをお持ちのようです。

こういった進路相談で夢や可能性を潰されている子どもたちが日本中にいると思うと、非常に悲しいです。

さらに親子を苦しめるおじいちゃん、おばあちゃん世代からの圧力

今年は日本を一周して、すべての都道府県で不登校の子どもや親御さんたちとの座談会を行ったんですが、改めて不登校の課題を肌で感じています。

その多くは学校に戻りたいというよりも、先生やご近所の方、そして親戚からの圧力で戻るしかないように追い込まれているというものでした。

特に多かったのは自分は無理に行かなくていいと思っているが、自分の親、つまり子どものおじいちゃんやおばあちゃんからの圧力を強く感じたという話です。

 

確かに昔は学校は行った方が良かったし、頑張ってでもいくべきところだったと思います。

でもいまはそうとも限らないと思うんです。

 

学校の役割である、勉強と友達を作ることは学校以外でもできるようになってきました。

インターネットが広がったおかげで、学校に行かなくても勉強ができるようになりました。

 

僕の周りでも不登校から自宅学習で難関大学に進学している人がたくさんいます。

これまでは学校に行かなけば友達を作ることも難しかったですが、いまはインターネットで多くの人とつながりを持つことができるようになりました。

僕らがやっている不登校は不幸じゃないの取り組みでは全国各地に1000人以上の実行委員メンバーがいますが、ほとんどはインターネットで繋がった人たちです。

#不登校は不幸じゃない 2019年8月18日一斉イベント開催地一覧 開催地一覧まで読み飛ばす https://www.obatakazuki.com/futoko2019818 8月18日13時1...

このように学校の役割である、勉強と友達を作ることは学校以外でもできるようになってきました。

そして、この流れはどんどん加速していくと思います。

 

子どもたちを苦しめているのは周りからの圧力なのです。

人は一生学び、成長し続けなければならない

僕は子どもたちよりも大人が学ぶことを放棄しているところに問題があると思っています。

例えばインターネットの使い方がわからない。

これは現代社会において大きなマイナスです。

(漢字が書けないとかよりもネットが使えない方がどう考えてもやばい)

検索するというやり方はわかっていても、その情報が正しいかどうかを判断する情報リテラシーや、どんな言葉を検索したら適切な回答が出てくるかを考える『検索力』も重要なのですが、残念ながらこれらは子どもたちの方がはるかに優秀です。

調べればすぐにわかる情報をなかなか入手できない人がいる一方で、子どもたちは気になったことをどんどん調べて、みるみる成長していきます。

インターネットの使い方がわからない。

これは言い訳です。学ぶことの放棄です。

子どもに勉強しなさいというのであれば、大人も勉強しましょう。

子どもたちと話していると、新しい情報をどんどん教えてくれます。

大人は経験で優っているだけで、生物としては時代に適応進化している子どもの方がどう考えても優秀なので、子どもの意見や考えを自分たちの常識で押さえつけるのはやめましょう。

子どもは大人に不満があっても立場的に従うしかありません。

その関係性を理解しておかないと、子どもは口に出さないだけで心に大きな不満を抱えているかもしれませんよ。

小幡和輝ってどんな人?(実績やプロフィールなど)初めまして。 小幡和輝(おばたかずき)と申します。 この記事ではこれまでの経歴、やってきたこと、考え方などを書きたいと思います。 ...

 

ABOUT ME
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。#不登校は不幸じゃない 発起人 メディア出演 『NHK おはよう日本』『フジテレビ バイキング』ほか多数。 著書に『学校は行かなくてもいい』『ゲームは人生の役に立つ。』『子ども稼ぐ力』など 詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください!