不登校

【不登校体験談】幸せな不登校児

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P.N.キセ(@hello_world1006)

私に『うつ病』という診断名が付いたのは、2004年、私が中学2年生の頃でした。

薬は処方されましたが、そこから徐々に体調と出席率が下っていき、中学3年生も終わりかけの頃には学校に殆ど行かれなくなっていました。

幸い私は私立の中高一貫校に通っていましたし、勉強の出来の良くない生徒が高校進学のために受ける『適性試験』には(かろうじて)通った後でしたので、問題なくというか何というか、『不登校』をするに至ったんです。

学校に行けば友達は居る。

先生たちも優しい。

でも、とにかく教室という場所に居るのがとてつもなくつらい。

通学の電車の中も人混みが耐え難い。

家の中に引きこもり、暗い部屋でチャットばかりやって過ごす私を見かねた母は、私を無理矢理学校へ送ろうとするのではなく、一緒に家でゆっくり過ごしたり、それだけではなく毎日散歩に連れて行ってくれました。

家から1㎞ほど離れたところにある、個人経営の、ちょっとお高めの喫茶店が毎日の行き先でした。

私の関心が紅茶という嗜好品に向いていたのは、主に当時好きだった漫画『ローゼンメイデン』の影響だと思います。

余談ですがこの作品の主人公の少年も不登校、引きこもりです。

1杯800円ほどの、気持ちお高めの紅茶と、スコーン。

私の不登校の記憶は、主にこの2つで成り立っています。

母だけではなく、お高めのお茶代、毎日分の資金を惜しみなく出してくれていた父にも感謝しています。

高校に上がっても私の不登校は続きました。

ほぼほぼ毎日、他の生徒がするように通学できるようになったのは、おそらく高校2年生になってからです。

――いや、高校3年生かもしれません、

私の出席日数が卒業するのに足りないかもしれないギリギリのところまで減ってしまい、高校2年生あたりから、無理矢理蹴り出されるように通学を強いられるようになりました。

友達と一緒に卒業したい。

大学に通いたい。

そんなことを思い、主張した私を思ってのことだと思います。

確かにかなりきつく学校に行くように言われました。

それでも、学校に行かれない時は父が通勤がてら私(と、同じ学校に通う妹)を学校まで送ってくれました。

妹も、別校舎の私の様子を見に、毎日昼休みに教室や保健室へ来てくれました。

保健室登校をさせてくれた養護の先生にも、本当にお世話になりました。

そういう、人の温かみに支えられた毎日を何とか過ごしているうちに、普通に学校に行かれるようになりました。

2009年3月、私は(「キセ、このプリント3枚やってきたら卒業させてあげる」という温情を見せてくれた数学の先生の慈悲もあり)なんとか友達と一緒に卒業することを叶えました。

進学先も決まっていました。

障害は多かったけれど、当事者としては概ね『ハッピーエンド』と言って差し支えない不登校生活だったと思います。

今、不登校中のあなたへ。

不登校の理由が何であれ、別に学校は『行かなければ死ぬ場所』ではありません。

勿論学歴が付かなければ相応の苦労をすることは否めませんが、どんな人生でも何かしらの苦労は避けて通れません。

何を捨てて何を取るかの違いです、あなたのオリジナルの人生を生きてください。

今、不登校のお子さんや生徒さんをお持ちの大人の方へ。

当人が自分で何かしらのアクションを起こすまで、行き先を待ってあげてください。

私は特別恵まれていた方である自覚はあるので、私の周囲と同じ対応をしてくれとは言いません。

ですが、不登校児の苦しみは、おそらく大人になってから長く時間の経った私たちには計り知れないものだと思います。

不登校児に寄り添って上げてください、それはその子によって変わってきますが、一定の距離を保つことであったり、逆に一緒におしゃべりをしながらお茶を飲むことだったりします、その子の性質を見極め、対応してあげてください。

これを読んでくださった方へ。

私は今は勿論、おそらく当時もとても幸せでした。

読んでいただきありがとうございました。

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僕自身も中学生までの10年間、不登校でした。しかし、その後は大学まで進学し、現在は会社の代表を務めています。

その経験を経て言えるのは「不登校は悪いことではない」ということ。行きたくない子を無理やり学校へ行かせるのも、良くありません。

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ABOUT ME
小幡和輝
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。#不登校は不幸じゃない 発起人 メディア出演 『NHK おはよう日本』『フジテレビ バイキング』ほか多数。 著書に『学校は行かなくてもいい』『ゲームは人生の役に立つ。』『子ども稼ぐ力』など 詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください!