教育方法

高濱正伸×小幡和輝 これからの時代を生きる子どもたちに学んでほしいこと

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新型コロナウイルスの影響で社会は激変し、新時代に突入した。

これからの子どもたちはどんな環境で、なにを学べばいいか、そして子どもたちが大人になる頃にはどんな社会になっていくだろうか。

本記事は小幡和輝が教育業界のプロフェッショナルをお招きしたトークイベントの書き起こしです。

2021年3月14日に開催された本イベントは申し込み1300名を超え、大盛況のうちに終了しました。

トーク① 花まる学習会 代表 高濱 正伸 

1959年熊本県人吉市生まれ。
東京大学農学部卒、同大学院農学系研究科修士課程修了。
1993年「花まる学習会」を設立、会員数は23年目で20,000人を超す。

ニュース共有サービス「NewsPicks」のプロピッカー
日本棋院理事/算数オリンピック作問委員
「情熱大陸」などTV出演多数

 

小幡

お待たせしました。

今日は申し込みで1300人くらいかな。

たくさん来てくださりありがとうございます。

 

早速、ゲストをお招きしたいと思います。

 

今日とても楽しみなんですよ。

1ヶ月半ぐらい前から企画をしていたんですけど、とても楽しみにしていました。

 

最初の高濱さんは、昔からお世話になっている、恩師というか僕が教育に携わるきっかけになった人ですし、いつも叱咤激励をいただいて、多分今日もそんな話になるんだと思うんですけど(笑)高濱さん今日はよろしくお願いします。

 

高濱さん(以下敬称略)

はいどうも!よろしく。

 

小幡

あらためて今日お越しいただきありがとうございます!僕からみなさんにちょっと紹介しているんですが、高濱さんの自己紹介をお願いしたいです。

 

高濱

何している人かってこと?

花まる学習会っていう塾をやってる高濱です。

 

なんで塾の道にきたかというと、まさに社会的な引きこもり的な大人たちのすごい量産を世の中見てきて、それで気づいたというかね。

 

まだまだ大きな話題にはなっていないけど、ものすごい数の自立できていない大人がいるんだよって。

 

これはまずいなってことで、いろいろやれることはあったんですけど、一生をかけるにたるなと思ったのが塾で。

 

そもそも自分がなにをやりたいというと、3浪4留の四字熟語みたいな10代、20代を過ごして。

 

31でようやく大学をでた人間なんですけども。途中経過は省きますけど音楽、音楽、映画、映画、芝居、芝居、落語、落語とやってたわけですね。

 

その中で、24のときは哲学の1年で。なんにもしないで、学校に一回も行かずに哲学だけやってた1年間でした。そのときに思ったのが子どもといられる仕事か音楽のどちらかであれば一生自分は満喫して生きていけると。やりたいことだと。それで教育に決めました。

 

ちょっと小銭が儲かるみたいな話に飛び付いたら人生台無しになるなって。今多いんすよ、金のことばっかやってんなお前ーって(笑)

 

お前が何やりたいかが大事なのに、小儲けの話ばっかしてて。メンタルやられちゃうんです。根本が間違ってるからそういう生き方って。

 

自分は音楽か、子どもたち相手だったら絶対間違いないっていう確信があって。

 

今でも、今日セブンイレブンで見かけた2歳と4歳ぐらいのお姉ちゃんと弟の子どもにくぎずけですよ。かわいいっと思って。たまらんと思って。これ以上のもの何もないじゃんって。この存在の以上のものは絶対ねぇじゃんって感じがあって。

 

そんな中で、子ども好きってわかってたけど実力なきゃいけないので、実力つけるのに20代後半、6-7年は下積みというか。予備校とか塾で教える力だけはまず日本一になっとこうと。全科目やってですね、4歳5歳から大学院生まで教えるところまでやってました。それやっている人あんまりいないなと思って。

 

それで気が付いたのは、どうも大きい課題っていうのは幼児期にほぼ決まっているなっていうことと、対策はいろんな学年で取れるんですけど、まぁ幼児期の心の強さとか関心の強さとかをしっかり作っておけば、基本大丈夫なんだなと。

 

何が失敗かというと、人目と比較というワードが2つあって、そんなことすると普通じゃないような言われ方するとか、ちょっと変な奴扱いされて、いろんな意味で同調力が強い国だから。そんな中で3浪4留やれるようなパワーがあればいいんだけど。

 

ランキング、偏差値、ブランドみたいな。大人になって就活のときもそうでしょ。一部上場がいいよみたいな。

 

なんか心の内側がからっぽみたいな感じの大人が多くて。

 

なので、思考力から入って、野外体験とか、人間力を高めれるようなのをやってる。

 

 

小幡

 

花まる学習会の理念とかコンセプトが僕すごく好きで。

メシが食える大人を育てるって、それって本質というか。

 

高濱

そうなんだよね。

 

小幡

自立していくって中で、学力は高い方がいいと思うんですが、そこはあくまで手段のはずで。多くの学習塾とか学校とかの教育機関って学力をあげるとか、いい大学行くみたいな、そこが目的になっているように感じるんです。

 

高濱

やっぱりこんな時期になるとサンデー毎日の東大ランキング表みて、「俺の高校増えたふえたー!」それが大間違いじゃないんだけど、それしかないみたいな。「あの学校落ちたよね」とか、とにかくめちゃめちゃランキングなわけで、数値化できる枠組みだよりで評価している大人が圧倒的に多いから。

 

やっぱりどこどこの合格の数が一番売れているわけさ。商品としてね。

 

綺麗事言ったって、親になったらやっぱりなんとか中学合格の数だけで選ぼうとするものなのね。どんな理念を言ったとしても結局、何人合格しているんですかってなっちゃう。両面出さないと成立しないなっていうので私も途中から進学塾を作って両面やりだした。

 

小幡

難しいですよね。結局、東大入りましたっていうのがわかりやすいですもんね。他の評価だと長期的に見たとき、すごく先になってしまう。子どもたちがこの教育でうまくいったってなるのすごく先になるだろうし、なかなかわかりやすい評価ができない。

 

小幡

花まる学習会って何年でしたっけ。

 

高濱

28年経ったよ。

 

小幡

すごい。その大人になった人たちの評価っていういうのもあれですけど、学力じゃなくてそこでも見せれそうだなって思いました。

 

高濱

そうだね、どの子がきても自立に向けたベストなことができる考えでやっているので。

 

親たちが喜ぶ、医学部や東大もいっぱいいるけど、障害の子もいっぱい来てるし。不登校もいっぱい来てるし、そこは全部やってきたってことがあるからね。

 

そこの中でどうみせるかっていうのが、ちょうど去年くらいから見せなきゃねっていう話になっているんだよね。他と違うのはなんなのかっていうところとか。

 

頭がいいだけではなくて、こんなこともちゃんとわかっているみたいなのが大事で。

 

小幡

教育って評価をするのがすごく難しいなって思って。例えば、花まる学習会に通って収入が高くなることは別にゴールじゃない。

やりたいことを仕事にできているとか、生き生きしているかっていうところが大事。

 

高濱

そこが難しいんだけどね。。

やりたいことを仕事にできたら最高だね。

 

小幡

そこができているかどうかで曖昧なので、なかなかうまく評価にできないっていう課題がありますよね。

 

高濱

教育の本質的な話って非認知能力って言うけどさ、それって全然評価軸ってないのね。結局、研究とか見てもアンケートにしか過ぎないし。そこってどうなのかなって。聞き方で変わるだろうし、心理学もそうだけど、どうしてもアンケート調査のデータエビデンスになっちゃうわけで。そこが悪いわけじゃなけじゃないけど、いまは他に方法がない。

 

まして非認知能力なんか全然調べようがないと思うよ。

 

小幡

 

僕、ゲムトレっていう家庭教師のサービスを行ってるんですけど。ゲムトレやって

どんな効果があるんですか?っていう質問があるんです。

 

集中力とか情報処理能力が高まりますみたいな、抽象的な話はもちろんできますよ。でも具体的にどんな効果があるんですかって言われると、それはしんどいなって正直思っていて。

 

高濱

しんどいよ。そこは小幡くんの説得力勝負になってくる。

俺だって、普通の塾は合格基準でやっているとこを説得してきたんだから。人間の内側のこういうものが大事でしょって、野外体験をやる意味を説得してきたんだよ。世の中だいぶそっちによってきたけどね。

 

小幡

僕はいまそこが課題ですね。しかもわかりやすい結果が出たとして、ゲムトレによる因果関係があるのかって話もあるじゃないですか。

 

高濱

因果関係って難しいじゃん。元の能力にも差があるし。

東大の数だけで言えば、実際この業界がやっていることはたったひとつで。

最初にできるやつを取っている塾が勝ちみたいなことを繰り返している。

 

小幡

本当にそうだと思います。塾自体の力もあるとは思うけど、もともとのポテンシャルって大きいですよね。

 

高濱

本質を見失わないで欲しいなって思うわけ。

 

小幡

結構コメントがたくさんきてますね。

花まる学習会に実際通ってた親御さんからコメントきてます。

集中力が続く方法とか、子どもの集中力を鍛えるっていう意味では、花まる学習会はすごくよかったですって。

 

高濱

ありがとうございます。

 

小幡

事前的に質問をいただいているんですが、その中でめちゃめちゃ多かったのが発達障害やグレーゾーンのお子さんの親御さんからで。

 

ある意味認定されると、専門の支援を受けれたりするんだけども、なんとも言えないグレーゾーンとか傾向がある子どもたちがしんどいというか、学校に馴染めなかったりとか、どうしても学習に追いつけないとか。

 

そういった場合はどうしたらいいっていう質問があって。抽象的な話になってしまうんですが、グレーゾーンの話を今日はしたいなって。

 

高濱

グレーのあたりに大社長軍団がいるんだと思うんだよね。

それこそG1とか行くとさ、半分そうじゃんって。(G1・・・2人が参加している日本版ダボス会議と呼ばれる経営者、政治家などのコミュニティ)

小幡

なにかしらの天才タイプはちょっと抜けているというか、どっかしらに欠陥っがあるなっていう。

 

高濱

私も完全なADHDで、靴を間違えたり、気がつかずシャツでっぱなしだったりがいつもだから。

 

小幡

僕もそんな感じなんですけど、だからみんな才能あるところで頑張ったらいいんだよはちょっと難しいかなと思ってて、多くの人は天才じゃないじゃないですか。

 

高濱

天才なのかな?発達障害って言ってるそのものが、裏返したらむちゃくちゃ強みの表現に過ぎないのかなって思う。

 

ADHDで私も典型だけど、疲れないんだよね。ずーっとやってても飽きないし疲れないみたいな。

 

でも、ちょっとでも、「やらされる」とものすごい嫌になる。

 

小幡

ということは学校が仕組み的に合わないですよね。

 

高濱

辛いのよ。児童会長とかやらされてたから、褒められる喜びみたいなところで、頑張ってたけど。心はちっとも面白くねぇなってずっと思ってたし。自分で決めるみたいなところ、責任持ったとこからおもしろくなってくるんで。

 

質問戻ると、いま子どもを育てててグレーですっていう人がいたとするじゃん。

 

1個はね、例えば「いもいも」っていうところで、井本先生って私が日本で一番すごいと思っている先生がいて。数学でも日本一だし、Z会でも指導側をするぐらいの先生。

 

子どもの本質だけは見失わない人で、東大にも何人も通しているし、トップ講師でもあるんだけど、子どもの本質見て、まさに発達障害の子をめちゃくちゃ愛してて。海外の孤児院をずっと支援したりをやっている人なんだけども。

 

彼は今、森の教室っていうのををやってる。そこは、ほぼほぼ発達障害系の子かなっていう子が揃って集まっているんだけど。圧倒的に優勝、これは一番いいよねって状況なわけよ。

 

それぞれ自分が関心持ったことに対して、ずーっと5時間根っこを切ることをやってます。この子はって。

 

カンカンカンカンって、朝からやってるんですよ。しかも、話しかける時、目がいわゆるドヤ顔っていうか。

 

それぞれが自分の関心を持ったことをとことんやっている。

 

思ったのはなぜ、森の教室かっていうとね。自然というのは発達障害系の子にとっては非常に居心地がいいんですよ実は。これは経験的に語っているんだけど。

 

小幡

ということはいわゆる、既存の学校、公立の学校の中で頑張るよりは、他の選択肢を見つけて行った方がハッピーになる確率が高いってことですかね。

 

高濱

そうそう!それはいろんなカードが出てて、森の教室もそうだけど、別にそこに行かなくても、自分のとこの地元の人たちが連携して森に集めてみればいいと思う。

 

ネットワーク作るのはすぐできちゃうしね。

小幡くん中心の全国ネットワークみたいな感じでいいと思うんだけど。ちょっと「森の教室やりませんか」って集まるとか。

 

ほんとに熱中していい顔で笑顔の子どもとか久しぶりに見ました、赤ちゃん以来かなって泣くお母さんもいるわけ。

 

大自然で放置して好きなことやっていいよっていう時間はガーって熱中できるからとても良い。

 

必要なことは、自分の関心に忠実に動くっていうか。やりだしたらやりきるまでずっとやれているみたいな力だよね。ある意味全てがそこに詰まってるよね。

 

足りないとしたら、もしも365日森にいるだけだと基礎学力っていうのが、世界に必要とされる覚えないといけない漢字みたいなとことに穴が開くから、今後その教室の一つのテーマですね。もう動き出しているみたいですけどね。私は横でいろいろ言っているだけなんだけど。

 

それが一つのヒントかなって。いろんなとこ行ってもね、横にいる子が嫌でとか、座ってなきゃいけないことがもう耐えられないとか。動きたい子とかそれぞれ壁があるんだよね。

 

発達障害って一言でいうけどさ、扱いはわかるけど個々に違いすぎるんですよね。甘くないんだよねそこは。ただ自然の中っていうのは、割とあたるなっていうのを目撃してきたんですよ。

 

最新の知見をいうと、うちでもいろんな塾の人も言ってたんだけど、オンラインにせざるをえなかったじゃん。この1年。

 

なにがわかったかというと、自閉系の、横にいたら気になるって子が、すごい集中して今までにない成果がでてるのがわかって。ある種のうちの、そういう子を扱っている部門は、リアルに戻さなかった。むしろオンラインでやっていこと、そういう子たちには向いているなっていうのがわかった。

 

学校がそれをやってくれるといいんだけどね。国がオンラインの学校を横で作って。群馬県の前橋市でやろうとしてるんだけども。

 

そういう子たちを集めて、時々とは言え、友達の空気感というか、肌感とか温もりとかも入れて。絶対わぁわぁやってるってのは人間は根本的に求めているからね。居場所みたいなところはどっかで作ってあげないといけない。

 

学力、学業そのものでいうと、オンラインをフルに生かしてやればいろいろできると思っています。

 

小幡

オンラインの可能性を非常に感じたこの1年ではあるんですけど、同時に課題があるとすれば、オンラインってモチベーションが全てだと思うんです。

 

高濱

ある子にはいいってみたいなね。

 

小幡

学校ってある意味いいなって思うのは、行けばある程度強制力があるから、そんな好きじゃないけどちょっと頑張ればできるぐらいの子だと、学校に行って先生とか周りが用意してくれたら、そこで頑張れるみたいな子がいると思ってて。

 

一方でオンラインになると、自分のペースで学習して自分のペースでやっていかないといけないので合っている子もいるし、それだとサボっちゃう。あんまできない子もいて。選択肢を広げることはいいけど、全員が全員がオンラインになると、それも問題になるのかなって思ったりしてて。

 

高濱

それは答え出てて、やっぱりこの理論に基づくと。

 

真の原始的な部分はやっぱり、温もりを求めているし、人の呼吸とかね、人の息とか、共感した笑いとか。絶対必要なのね、人間っていうのは。

 

そこが欠落すると心がからっからになるというか、学力的な表層的なものはオンラインでいけるんだけど、オンラインもうちもやってよくわかったのは、知識を教える動画は部分だけじゃなくて、顔見てコミュニケーションって、「今日元気ないね、どうした?」っていう顔見ながらのこの時間っていうのが、両輪でないとオンラインは成立しない。

 

大学受験みたいな、もう大人になりきってって、自分でベースメークして自分の居場所を作れる人は授業用として利用できるんだけど。小学生は全く無理で、両輪で準備してあげないとなって。

 

雑談とか、ホームスクールみたいな時間がすごい重要。

 

小幡

社会人のリモートワークでもあると思うんですけども。雑談とかがなくなるじゃないですか。ミーティングとかで集まるとかはあるんですけど。たわいのない会話がほぼなくなるから、なんかそれって大事だったんだなって。

 

高濱

人は情報処理だけで生きてないっていう。やっぱり共感とか、心って呼ばれるものでできてて、全部取り揃ってて幸せですよって、心と心に焦点を当てて、人を理解していかないと何を言っても空っぽの議論になるなって思っています。

 

小幡

いまお子さんに対して親御さんが何ができるのかを、最後にまとめていきたいです。

 

結局学校がオンラインをやらないとか、この1年地域ごとの格差が非常にあったわけです。

オンラインできた学校と全くできなかった学校とか。

 

保護者がどれくらい提案しても、動かないものは動かないかったじゃないですか。もちろんハイブリットだったり、柔軟な学校にいる生徒はいいんですけど。

 

学校がやる気ない、硬い、遅れている学校に通っている状態でどうすればいいのかなって。

 

高濱

随時対応してるとは言え子どもは育っていくんですよ。設計し終わってWi-Fiが揃うのが2024年です。っていわれてもいやいや、その間うちの子育つんですけどって。

 

だとするなら、国が至らないのは、自分たちの責任だからね。そういう政治家を選んでいる自分たちの責任のせいでこうなっちゃっているっていう。

 

親が我が子については、ある程度自分で責任持って民間教育でとか補強していくしかないなって思います。親同士繋がって協力していくしかない。

 

意識高い人とか、ホームスクールすごい人いっぱいいるよ。まったく義務教育信じていない人。

 

小幡

不登校の話にからむんですけど、学校にみんな期待し過ぎだと思ってて。学校に行っとけば大丈夫、学校が子どもの教育なんとかしてくれる。って思っている人がすごい多いなと思ってて。それがそもそも間違いだと思うんですよね。

 

学校はひとつの学びの土台、セーフティーネットだと思ってて。

 

全部が民間のサービスになればいいとは思っていなくて、そうすると経済格差が思いっきり出るじゃないですか。

 

ベースとしての公共教育はあった方がいいと思うんですけど、それはあくまで土台でしかないので、そこではできないものがたくさんあるのに、そこに目を受けてなかったなって思っています。

 

高濱

それはね、長い間学校以外に学びの場は親は考えてもいなかったし、全部やってくれるみたいな、ほんとオールインワンで。部活的なことも重要なことも、躾も先生がやらなきゃいけなかったし、飯も食わせて何から何までってなっちゃった。

 

行かせていると安心みたいな。理由もみんなも行っているからみたいなことしかないんだけども。今は意識高い人は外国出しちゃったり、塾とか取り揃えていることやってるから、そういう時代だなって。

 

学校そもそもの仕組みとしての意味が小幡くんが言った通りだと思う。土台としてセーフティーネットだし。最低限ここは補償していこうっていうの。あとは、居場所として集まるばとして、あれだけのインフラを民間が作るのは無理じゃん。ものすごい金額かけてるよ。

 

小幡

ほんとにね、税金がめちゃめちゃ使われていますから。

 

高濱

税金がめちゃくちゃ使われているから、民間じゃ無理で。やっぱり居場所感っていうのは大事だから、そこはハッピーになれればベストだけども。選択肢はこんだけあるよってみんながわかっていくのは大事かなって。

 

小幡

もう少し、俯瞰してみれたらいいですね。逆に学校にあれだけの税金とかリソース使われているのに、不登校のフリースクールが求められている役割が重たすぎるなって思って。

 

フリースクール運営するに当たって、だいたい平均の月謝が35000円ぐらいっていわれているんですけど、めっちゃ高いみたいな感じするじゃないですか。

 

でも学校に使われている予算は、一人あたり35000円どころじゃないんですよね。

 

っていうのを民間で逆に補わなければいけないので、そこと比べられても無理でしょって。

それはさすがに求め過ぎでしょって思っていて。

 

いろんな学びの選択肢があるので、それを親御さんが選んでいく。本人と相談しながら選択していくっていう。

 

これも学校しか選べなかったんだけど、色々なものが増えてきているし選択肢がたくさんあるっていうのを伝えていければなって僕は思うし。

 

振り返れば僕はこう最先端だったなってていうか、時代が追いついてきたっていう感じで。

 

高濱

我流で最先端行ってたわけ?

 

小幡

20年ぐらい先取りしていたなった感じなんですけど(笑)

 

高濱

ほんとにそれは、そうだよ、

 

小幡

これからそういう民間の事業者が増えるだろうし、いい意味で学校の重要性が下がったらいいなって。学校が全てじゃなく、学校は学びの一つの選択でいろんなものが選択できたらいいよねって。

 

最後、今日のテーマが「これからの子供たちに学んで欲しいこと」っていうことでまとめたいと思います。

 

この1年で社会が変わったてきたなって思うし、高濱さんは30年近く子どもの教育に関わってきて、今の子ども達にどういうことを学んで欲しいとか、親御さんはどういうサポートしてあげたらいいなとかってどう思いますか?

 

高濱

体育とか運動する部活みたいな鍛え抜く体っていうのは10代の大きなテーマだし、走り込みとか大事だったりするなと思います。

 

頭のことだけいうと、今はネットで全部検索できちゃうから知識いらないみたいなこと言ってたり、英語とかも翻訳できるとかっていうけどね。

 

買い物くらいだとその通りなんだけど、向こうの人と親友になってくだらない雑談言い合ったり、議論するような英語とかだと通用しなくなるから身に付けておくことは大事だね。

 

中学まででいいんだけど、最低中学に教える教科書にものすごい濃密な洗練されたものがある。ああいったものを徹底的に頭に入れておくことは、絶対基礎として大事ですと。

 

なんらかの自分なりの形でいいので、やっといた方がいい。テスト用ではなく、生きていく教養として絶対やってた方がよくて。

 

もう一つの大きいテーマは心に焦点をあてて、自分は今これにワクワクしたぞって。先生が褒めるからそっちじゃなくてそれに熱中していける子っていうかね。

 

1-2歳の子ってそう。自分の関心で動いているから。天才って言われる意味はそうなんだけども。

 

それが「人目」と「比較」みたいなね。評価基準があたえられて。評価基準に合っている方が褒められる、それで慢心していくと、ハートを失っていくっていうか。進学しました、大学いいとこ行きました。就活って全部試験構造になってて。

 

ところが、これってやりたいことだったかなって。自分のハートを見ていない人生っていうのはつらくなるし。

 

もうひとつハートの大きいテーマでいうと、心の強さみたいなのがあって。自分で自分を強くしていくしかなくって。世の中やさしい人ばかりじゃないわけ。競争って確実にあるわけ。

 

頑張らないといけないとこで、何度もあって。例えば会社作ったら寝ないで何日もやらなきゃいけないってしょっちゅうある。でも負けないみたいな。その根性っていわれている部分っていうのが本当に大事なんだけど。

 

最後一ついうと、やっぱり母親になると転ばぬ先の杖を出しちゃうわけ。子どもが怪我するといけないからって止めるみたいな。いい感じに怪我しながら、自分で失敗して学んでいくのが一番いいんだけど。

 

失敗しないし、除菌主義だからね。子どもに嫌なことさせないっていうことがまかり通っちゃっているわけよ。すべての商品が除菌除菌ってなってるからね。

 

子どもが失敗して喧嘩して友達失って、一回辛い目にあってって時に、じつは内面的にすごく成長する機会になっている。そこを見守って、自分なりに成長して強くなっていく。

 

私も5年生の時にいじめられて、どん底で自殺も考えたけど、一回乗り越えたからその後10代で何度か学年ハブみるたいのがあっても、余裕みたいな。まだやってるんすかーみたいな。自分がいて。免疫なんだよねこれも全部。

 

心を強くするっていうのは自分なりの苦い体験と乗り越え体験を繰り返しながら強くなっていくわけで。そこのところを子どもが失敗しないようにって辛い目に合わないようにってやっちゃったことが後々ひびいてきますよって。

 

これは、ルソーが言っているんだけど転ばぬ先の杖をぽんぽん出すお母さんっていうのは、自分で優しいって思っているけど、子どもの自立を考えたら最も残忍なことをやってるんだぞって。

 

そういうことがちょっとした落とし穴なんだよね。母心は優しくて聖母マリアなんだけど、私たちが望むのは子どもの自立だから。

 

そうであるとするなら、強いこころって大きいテーマに向けて、いろいろ失敗したり、今悩んでいるとしたら「今まさに成長してんだな」って長期的に見て欲しいし、そのとき小幡くんがハブになると思うけど、なった先輩の言葉って強いっていうか。

 

横の繋がりっていうのを失わせないように、居場所感とか、場所を持ちながら辛いところを乗り越えていくといいと思いますけどね。

 

小幡

ありがとうございました。

引き続きよろしくお願います。

みなさんコメントありがとうございました!

 

高濱

ありがとうございました。

 

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ABOUT ME
小幡和輝
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。#不登校は不幸じゃない 発起人 メディア出演 『NHK おはよう日本』『フジテレビ バイキング』ほか多数。 著書に『学校は行かなくてもいい』『ゲームは人生の役に立つ。』『子ども稼ぐ力』など 詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください!