お子さんが楽しみながら勉強できる、タブレット学習。良さそうに見える反面、本当に効果的なのかという疑問をお持ちの親御さんもいるのではないでしょうか。
教材を契約した後に後悔しないためには、最初にデメリットを把握しておくことが大切です。また、タブレット学習を辞めてしまった方の声もあらかじめ知っておくことをおすすめします。
そこでこの記事では、タブレット学習の教材について知っておきたいデメリットを解説します。また、後悔しない選び方もお伝えするので、ぜひご覧ください!
タブレット学習の契約前に知るべき5つのデメリット

タブレット学習は楽しんで知識を定着できる優れものですが、知っておくべき5つのデメリットもあります。
- 強制力がない
- 思考力が落ちる
- 目が悪くなる
- 遊んでしまう
- 知識がうろ覚えになる
順番にご紹介していきます!
【タブレット学習のデメリット1】強制力がない
タブレット学習には、塾のような強制力はありません。勉強の習慣がないと、結局やらないままになってしまう可能性も。
いつでも自由に使える分、習慣付けが難しいところはデメリットですね。
特に幼児や小学生のお子さんの場合は、親御さんが声掛けして毎日勉強させるようにしてあげましょう。
【タブレット学習のデメリット2】思考力が落ちる
タブレット学習の場合、紙の教材に比べて思考力が落ちるケースも。タブレット教材は記述式の問題が少なめです。そのため、自分の考えをアウトプットする形式の勉強には向いていません。
しっかりと考える力をつけるには、他の教材と組み合わせる必要があります。
【タブレット学習のデメリット3】目が悪くなる
タブレットを長時間使い続けると、近視の原因になります。特に、暗いところや悪い姿勢でタブレットを使っていると、すぐ視力が落ちます。
対策としては、こまめに小休憩をはさむこと。なかには、時間制限のある教材もあります。一定時間で休憩するように声がけしてくれるので、非常に便利です。
さらに、幼児向けの教材には、姿勢のアドバイスがあるものも。親御さんが声掛けしなくてもいいので、安心ですね。
【タブレット学習のデメリット4】遊んでしまう
タブレットを使って勉強していると思っていたのに、実はゲームをしてただけ、というのはありがちな失敗例。気づけばYouTubeをみていたり、アプリで遊んでいたりするお子さんも多いです。
アプリをインストールできない専用タブレットの教材を選べば、対策になります。ただし、そもそもゲームが多い教材もあるので、見極めが必要です。
【タブレット学習のデメリット5】知識がうろ覚えになる
「わかったつもり」になりやすいのもタブレット学習のデメリット。というのも、教材によってはボタンを押すだけですぐ答えを見られてしまうからです。
さらに、適当に答えてたまたま正解した場合も、理解したと認識するのがタブレット教材。答えを当てずっぽうで入力して正解扱いになると、知識が定着しないまま進んでしまいます。
タブレット学習を辞めてしまった4つの理由

次に、タブレット学習を辞めてしまった理由を集めました。「楽しんで続けている」という声も多いなか、退会している方も。経験者が感じたデメリットは契約前に知っておきましょう。
よくある理由は下記の4つです。
- 続けられなかった
- レベルに合わなかった
- ゲームばかりしてしまった
- わかったつもりで学力が伸びなかった
それぞれ、利用者の声とともに詳しくみていきましょう。
【タブレット学習をやめた理由1】
続けられなかった
最初は勉強していたのに、いつの間にかやらなくなったという声は多いです。小学生の場合、すぐに飽きてしまったという声も。
小4になる子ども、英語教室に行き始めたので0歳からやってたベネッセを退会。1年間は復習は出来るとのとこでタブレット学習はやらせてるんだけど、もう飽きたというので学校から支給されて放置気味のオンライン学習サイトにアクセス。ドリルより対戦クイズゲームに夢中···やめない( ̄▽ ̄;)
— naco (@naco_ro) April 4, 2020
特に、一ヶ月ごとに新しい内容が送られてくるタイプの教材だと、すぐにやりきってしまって手持ち無沙汰になることもあるようです。
また、中高生のお子さんは、部活や習い事と両立できなかった方が多いです。学習塾のように強制力がないため、習慣化する前に挫折してしまう方もいます。
【タブレット学習をやめた理由2】
お子さんのレベルに合わなかった
学習を始めてみたら、レベルが合わなかったというのもよくある失敗です。簡単すぎて退屈してしまっては、元も子もありません。
https://twitter.com/fumiko_888/status/1232158589822758912
逆に、難しすぎて理解できず、ストレスが溜まるだけだったというお子さんもいらっしゃいます。値段や評判だけで比較せず、お子さんのレベルに合った教材を選ぶのが大切です。
【タブレット学習をやめた理由3】
ゲームばかりしてしまった
タブレットを与えると、結局ゲームばかりになってしまうことも。せっかく勉強させようと思ったのに、遊んでばかりで意味がなかったケースもよくあります。
機械を使いこなせる年齢になると、勝手にアプリをインストールしてしまうこともあるようです。
https://twitter.com/liz_tubuyakiski/status/1238425667517034499
小さいお子さんには専用タブレットを与えれば対策になるでしょう。
中学生くらいの、自力で設定をいじれてしまう年代の場合は動機づけが必要ですね。勉強しないといけないという意識が本人になければ、遊んで終わってしまいます。
【タブレット学習をやめた理由4】
わかったつもりで学力が伸びなかった
理解していないまま教材が進んでしまうので、疑問を感じた親御さんもいらっしゃいます。特に、選択肢を選んだらすぐ解答がみられる点は賛否両論です。
タブレット学習脱落組の我が家。
やらないというのも理由の一つ。けど、タブレット学習の利点と言われるすぐ答え合わせができるがダメだった。
選択肢を選ぶのを適当に当たるまで考えず押し、ピンポン出たら次の問題って感じ。
我が子は紙で学習するのがいいようでした。— 喜兵衛 (@love_chuchu_kan) April 9, 2020
お子さんの性格次第では紙のほうが向いている場合もありそうです。
失敗しないタブレット学習教材選びの4つのポイント

せっかくお子さんがタブレット学習をするなら、しっかり勉強できて続けられるものを選びたいですよね。そこで、タブレット学習のデメリットを踏まえた上で、失敗しない教材選びのコツを紹介します。
- 専用タブレットの有無
- 教材のレベル
- 1回の学習時間
- 個別サポートの有無
この4つを必ず確認しましょう。
【タブレット学習教材の確認ポイント1】
専用タブレットの有無
特に小学校低学年くらいまでのお子さんは、専用タブレットの教材を選んだほうがよいでしょう。気づいたらゲームで遊んでいたという失敗を防げます。
年齢があがってくれば自制できるようになるので、専用タブレットにこだわる必要はありません。とはいえ、誘惑に負けやすいお子さんは専用タブレットの教材を選ぶのがおすすめです。
【タブレット学習教材の確認ポイント2】
教材のレベル
教材のレベルが合わないと、わからず諦める原因になります。お子さんにあったレベルの教材か事前に確認しましょう。
おすすめは、学年を超えて勉強できるタイプの教材です。
今のカリキュラムについていけない場合は、つまづいているところまで遡れるタブレット学習教材がぴったり。逆に、簡単すぎる場合は上の学年の内容を学べるので、効率的に先取りできます。
【タブレット学習教材の確認ポイント3】
1回の学習時間
1回の学習時間が短いものが続けやすいです。
スキマ時間に勉強できない長めの教材は、開くのが面倒になってしまうもの。1単元にかかる時間が15分程度の教材がおすすめです。
【タブレット学習教材の確認ポイント4】
個別サポートの有無
お子さんが続けられるか不安な方は、個別サポートの有無も確認しましょう。理解できなかったところを質問できるほか、親御さんの悩みを相談できるものもあります。
教材の使い方を始め、お子さんの学習に関する困りごとにアドバイスがもらえるので、サポートが手厚いものがおすすめです。
【デメリットの対策あり】タブレット学習教材おすすめ3選

タブレット教材の選び方を踏まえて、本当におすすめできるものを3つ紹介します!
- すらら
- スマイルゼミ
- スタディサプリ
タブレット学習のデメリットに対策している教材を選びました。ぜひお子さんに合うものを探してみてください!資料請求や体験は無料なので複数の教材を比較検討するのがおすすめです。
【当サイトイチオシの無学年方式を採用】すらら

対象年齢 | 小学生・中学生・高校生 |
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専用タブレット | あり |
教材の長さ | 10分程度 |
質問サポート | あり |
学校のカリキュラムに追いつけていないお子さんはすららがおすすめです。特におすすめのポイントは以下の通り。
- 無学年方式で理解できていないところからやり直せる
- 対話形式・参加型で飽きずに継続できる
- コーチからアドバイスがもらえる
すららは挫折しない仕組みが多く取り入れられています。
最大の特徴は自分のペースで学習できる無学年式教材。理解できない分野があったときに、そこに関連する内容を学年に関係なく復習できます。逆に理解できている場合は先取りも可能です。
実際にすららでは89.1%の子どもが3ヶ月以上学習を継続しているので、自分にピッタリの勉強ができることがわかりますね。
なお、不登校のお子さんでも、すららで勉強して条件を満たせば出席扱いにできます。出席日数は内申点に影響するので、受験を考えている方にもおすすめです。
すららの特徴は、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。
>>【評判】すららの5つの特徴とメリットを徹底解説【不登校生にもおすすめ】
【幼児のお子さんの初めての学習にピッタリ】スマイルゼミ

対象年齢 | 幼児・小学生・中学生 |
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専用タブレット | あり |
教材の長さ | 15分程度 |
質問サポート | あり |
スマイルゼミは、幼児から中学生まで対応した教材です。習熟度に合わせた学習がすすめられる仕組みが整っています。
- 前回の学習結果に合わせた教材提案
- 確認問題の正答率の高さに合わせて類題と動画復習を提案
このように、理解度を考慮して次やるべきことを教えてくれるので、着実にレベルアップできます。
幼児コースは英語を含む10の分野をまんべんなく学べるのが魅力。やればできる経験をつんで、好奇心を育みたいとおもっている親御さんにぴったりです。
【定期テストの成績アップの目的に】スタディサプリ

対象年齢 | 小学生・中学生・高校生 |
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専用タブレット | なし |
教材の長さ | 15分程度 |
質問サポート | あり(個別指導コースのみ) |
学校の授業についていきながら、着実に実力をつけていきたい方におすすめなのがスタディサプリ。勉強するごとにキャラクターが育成できるシステムになっていて、飽きない工夫がされています。
そのほか、特徴は以下のとおりです。
- 教科書ごとに定期テスト対策の授業あり
- 小4から高3までの教材が見放題
- 年齢の近い大学生によるチャットの質問サポート
定期テスト対策の手厚さが、スタディサプリならではのメリット。教科書ごとに教材が用意してあるので、テストでいい点をとって内申点をあげたいお子さんにぴったりです。