不登校

学校に通う意味はないかもしれない

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ペンネーム「自由人」

いろいろな不登校があるとは思うのですが、私の場合は、高校時代に軽い不登校でした。

今になって当時の気持ちを整理すると、理由は2点あったと思います。それは、「授業がつまらなかったこと」と「気の合う友達がいなかったこと」です。

1990年代半ばに、私は高校生活を送りました。バブルが弾け、会社員をリストラが襲い、「1つの会社に入れば一生安泰」というそれまでの日本社会の秩序が変わり始めていた頃です。

今考えると、両親が厳しい状況に立たされていた同級生も多かったかもしれません。

そんな世相を感じ取っていたのか、「社会とは結局、実力主義なのではないか」と私は薄々思っていました。

加えて、両親を含めた周りの大人が高校時代に学んだことなどすっかり忘れて生活していることにも気がつき、私は結局、「もっと役に立つことを学びたい」「この授業は無駄だらけだ」と思うようになりました。ですから当然、日々の授業に意味を見出せなかったのです。

それから、私にはあまり友達がいませんでした。心の底から好きだと思える友達は今考えると1人しかおらず、あとは「付き合い」としてつるんでいた友達が数人いただけです。

これについては、理由も何もありません。「好きな人がいない」のですから、しょうがなかったと今も思います。

この2点から、私は学校をよくさぼるようになりました。仮病を使って数日連続で休むこともよくありました。ただし、ちゃんと自分なりの計算はあって、卒業できなくなるほどは休みませんでした。そこは妥協して、最低限の出席日数は保つようにしていたのです。

そんな私ですが、高校卒業後に数年間フリーターをして、そこで世の中のことを知りました。生きていくにはお金が必要なこと、お金を稼ぐには誰かが欲する何かをしなければならないこと、我慢して付き合わなければいけない人もいること、などを学びました。

正直、高校生活よりも、この数年間のフリーター生活の方がよほど勉強になったと思います。

そしてその後、お金を稼げることで自分に向いていそうなことを見つけ、私は専門学校に通い始めました。

自分で学びたいと思ったことを学ぶのは、とても楽しかったです。また、同じ気持ちでその学校に入ってきた人たちとも、やっぱり気が合いました。「同志」ですからね。そこでは不登校などはあり得ず、充実した学校生活を送ることができました。

そして卒業後は、普通に働き始め、今も同じ職種で働いています。ちょっと「はぐれ者」高校生だったあの頃の私を知っている人には、意外に思えるかもしれません。

今となって思うのですが、「日本の高校生が学ぶことは、非実用的で無駄が多い」のではないでしょうか。

それから、「友達ができるかできないかは、ただの運」です。そもそも、利害関係抜きでも付き合える本当の意味での「友達」など、みんなそうはいないのではないでしょうか。

「不登校」というのは、単なる選択肢の1つなのだと私は思います。

基本的に学校とは、「学ぶこと」「人間関係を作ること」が目的の機関なのでしょうが、「この学校ではそれができない」と思ったならば、別に無理をしてそこへ通う必要はないのではないでしょうか。

人生は長く、世間は広いものです。時間が経てば、場所が変われば、どんな人でもそういった場所は見つけられると、今の私は思うのです。

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小幡和輝
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。#不登校は不幸じゃない 発起人 メディア出演 『NHK おはよう日本』『フジテレビ バイキング』ほか多数。 著書に『学校は行かなくてもいい』『ゲームは人生の役に立つ。』など。 詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください!
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