自宅で自分のペースで勉強できる、タブレット教材を使う方が増えてきています。
特に小中学生の場合、「すらら」と「スマイルゼミ」を検討している方も多いのではないでしょうか?共に評判がいいため、お子さんに向いているのはどちらか悩んでしまいますよね。
両方効果的ではありますが、目的やタブレット教材に求めることにより、おすすめは変わってきます。特徴をしっかり理解した上で、お子さんにあったほうを選びましょう。
そこでこの記事では、すららとスマイルゼミを7つの軸で比較。違いがわかるようにまとめました!お子さんにあったタブレット教材を選び、しっかり学力アップさせたい親御さんは必見です。
また、小学生・中学生のお子さんにおすすめのタブレット教材を、別記事でまとめているので、参考にしてみてください。
>>【レベル別】中学生向けタブレット学習教材おすすめ5選!取り入れるメリットも解説
目次
すららの概要をサクッと解説

運営会社 | (株)すららネット |
対応範囲 | 小学1年生〜高校3年生 |
料金 | 月額8,800〜10,978円 |
特徴 | ・無学年式学習 |
すららは、株式会社すららネットが提供している、タブレット学習サービスです。
すららでは、学習の中にゲームの要素を取り入れる『ゲーミフィケーション』を採用しており、まるでゲームを遊んでいるかのような感覚で勉強に取り組むことが可能です。
教材の特徴は「無学年方式」で学べること。お子さんのつまづきに応じて、苦手な単元は学年をさかのぼって学習できます。そのため、わからないままどんどん教材が進む心配がありません。
すららコーチと呼ばれる学習相談担当のスタッフにカリキュラム相談できるので、勉強が苦手なお子さんも、得意で先取りしたいお子さんも満足できます。
また、不登校の場合すららで学習しつつ条件を満たせば出席扱いに。進学を考えていて内申点対策をしたい方にもぴったりです。
すららの評判をもっと知りたい方はこちら!
>>すららの評判は最悪?失敗しないために特徴とデメリットを徹底解説【不登校生にもおすすめ】
スマイルゼミの概要をサクッと解説

運営会社 | (株)ジャストシステムズ |
対応範囲 | 幼児〜中学3年生 |
料金 | 月額2,980〜7,480円 |
特徴 | ・英語が1年生から学べる ・漢検・計算ドリル有 ・勉強プログラム自動生成 ・スマホで進捗確認可能 ・全国学力テスト有 ・2週間の無料体験有 |
スマイルゼミは、株式会社ジャストシステムズが提供している、タブレット学習サービスです。
1年生から英語を学ぶことが可能。プログラミングの学習もいち早く取り入れています。漢検・計算ドリルの機能もあり、反復学習をすることもできますね。
お子さんの進捗状況に合わせて、学習プログラムを自動生成するので、苦手を残しません。スマホでお子さんの学習状況を確認することもできるので、安心ですね。
全国学力テストで、お子さんの実力を判断することもできます。
2週間の無料お試し期間があるので、お子さんにタブレット学習が合っているか試すことも可能です。
スマイルゼミの評判をもっと知りたい方はこちら!
>>【保存版】口コミ評価の高いスマイルゼミのメリット・デメリットを徹底解説
すららとスマイルゼミを7つの軸で徹底比較

それでは、すららとスマイルゼミを7つの軸で比較していきます。2つの特徴を簡単に表でまとめると以下のとおりです。
すらら | スマイルゼミ | |
勉強できる教科 | 5教科 | 5教科+プログラミング (中学生は9教科) |
学習の進め方 | 理解できるところから | 学年に準拠 |
教材のレベル | 定期テスト〜入試・中高一貫校 | 定期テスト〜高校入試 |
料金 | 月額8,800〜10,978円 | 月額2,980〜5,700円 |
利用するデバイス | 手持ちのPC・タブレット | 専用タブレット |
サポート体制 | 専属のコーチあり | 保護者によるサポート |
不登校に関するフォロー | あり | なし |
1. 勉強できる教科
勉強できる教科数は、スマイルゼミに軍配が上がります。
すららで勉強できるのは5教科。英語に関しては中学コースからになります。とはいえ、すららは学年を超えて学べるので、小学生でも英語に挑戦することも可能です。
一方スマイルゼミは、小学生から5教科に加え、プログラミングのカリキュラムも!さらに漢検・計算に特化したドリルも用意されています。
中学コースでは9教科に対応。実技科目のペーパー試験対策も、約3300問収録されているのでスマイルゼミ一つでバッチリです。
定期テストでとにかく内申点を稼ぎたい方には、スマイルゼミが良いでしょう。
2. 学習の進め方
すららとスマイルゼミは、学習の進め方が大きく異なります。
すららは、学年に関係なく、お子さんのレベルに合わせて勉強できる「無学年方式」。わからないところの原因を突き止め、苦手な単元は学年を超えて復習することも可能です。逆に、得意な単元であれば先取り学習もできるので、実力に合わせてすすめられます。
一方で、スマイルゼミは学校の進度に合わせて毎月新しい教材が配信される方式です。そのため、学校の予習復習をしたり、教科書と同じペースで学習をしたりしたい子に向いています。
3. 教材のレベル
教材のレベルは、どちらも将来的に高校受験に対応できる程度です。
すららは中高一貫校の生徒も対象にしており、高校レベルまで教材が入っているので、先取りでレベルアップができるでしょう。逆に中学生が小学校の内容を復習するなど、遡り学習も可能です。
スマイルゼミは、基本の教材では物足りないお子さんに向け「発展クラス」を用意。追加料金はかかりますが、勉強が得意な子は使ってみても良いでしょう。
中学クラスは3年間の内容を遡れますが、小学校の内容を学び直せないので要注意。また、小学クラスは毎月届くものをこなすので、学年を超えた復習はできません。
学校の進度についていけていない場合は、すららが良さそうです。
4. 料金
すららの料金は受講する科目数によって変わりますが、月額8,800〜10,978円です。この料金で小中もしくは中高の内容をすべて学べます。どれだけ使っても追加料金はかかりません。
一方スマイルゼミは、小学1年生の基本コースの場合、月額3,278円です。基本だけとりあえずやってみたい場合は割安ですね。
ただし、発展クラスや英検対策の講座はオプション料金になります。オプションをすべてつけた場合は月額10,000円を超えてくるので、すららと同じくらいの価格です。
お子さんがどの程度勉強するかによって、どちらがお得かは変わってきます。まずは手軽に始めてみたいなら、スマイルゼミのほうが安いですね。
5. 利用するデバイス
すららは、ご自宅のPCやタブレットで利用でき、スマイルゼミは専用タブレットを使用します。
すららの場合、家にあるデバイスを使えるのでその分の料金がかからないのがメリット。しかし、子どもが使い方を覚えてしまうと、途中でネットサーフィンしたりYouTubeをみたりして勉強しなくなる懸念があります。
スマイルゼミは専用タブレット台として10,978円を払わないといけません。しかし、
- 他の情報にアクセスできず勉強に集中できる
- タブレットに手がついても反応しないので書き取りのストレスが軽減
- 途中式や感じをどんどん書いて学べる
といったメリットもあります。お子さんの特性やお家のデバイスの状況によって良し悪しは変わってくるでしょう。
6. サポート体制
サポート体制はすららの方が優れています。
すららには「すららコーチ」という学習を専任でサポートするスタッフがいるのが特徴。
- 学習目標のアドバイス
- カリキュラムのたてかたの相談
- 質問対応
- 受験相談
- 家庭で保護者がやるべきことや状況を適宜報告
と、かなり手厚いサポートが受けられます。場合によりスカイプなど音声で相談もできるので、お子さんの教育に悩んでいる場合は心強いでしょう。
スマイルゼミは、基本的に親御さんが管理するシステムです。「みまもりネット」というシステムで学習結果を確認し、LINEのようにお子さんにやり取りしてあげなければいけません。
親御さんがすべて管理できない場合や、お子さんが飽きっぽいなど学習のやり方から相談したい場合は、すららがあっています。
7. 不登校へのフォロー
不登校生徒へのフォローがあるのはすららだけです。すららで学習している場合、出席扱いにしてもらえる可能性があります。2019年度の実績では約6割が認められたとのこと。
将来的に進学を考えている場合、内申点を上げておくのは大切ですよね。そのようなお子さんは、すららを活用するといいでしょう。
スマイルゼミには、出席扱いになるサポートはありません。
なお、不登校の子の学習方法については随時情報を発信をしています。この後にすららとスマイルゼミの口コミを紹介しますが、その前にもしよろしければ僕の公式LINEにご登録ください。
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すららとスマイルゼミの口コミを比較

次に、すららとスマイルゼミを使っている人の声をそれぞれ紹介します。
すらら利用者の声
すららしかやった事ありませんが、勉強嫌いで苦手なうちの子、結構気に入って毎日ログインしてます。比較的簡単なので自己肯定感は上がりそう。
— エリー (@g6Hanwn0EG1tgby) October 3, 2020
すららとかいう勉強のサイトをやったら、何か反応とか動きが悪くてiPod叩き割りそう。
……ぶっちゃけ、数学は普通に紙でやった方が絶対スラスラ解ける。— 頭痛持ちパンダ🐼 (@PANDA_197210) November 8, 2020
いい口コミとしては、レベルに合わせた内容なので勉強が苦手なお子さんも理解できたというものが多くありました。正解できるのが楽しく、無理なく続けているという声も。
ただし、環境により、動作が遅いという声もありました。タブレットや通信環境にもよるので一概には言えませんが頭に入れておきましょう。
スマイルゼミ利用者の声
タブレット兄弟。
長男、「ぼく、スマイルゼミやらないと我慢できない!」ですと。やばいな〜ジャストシステムのCMに出られそう(まだ3日目)。 pic.twitter.com/g8s0LFMeRT— となりのとろろ@リノベしましたっ! (@toroko_0306) April 23, 2021
小二息子にはタブレット学習(スマイルゼミ)をさせてるんですが、息子が楽な自分の好きな講座だけを選んで勉強していたことが昨日判明💧💧授業参観の算数、時計と時刻の授業に通りでついていけてないように見えたわ!
今日も時計と時刻のタブレット学習を、私の監視下で💧💧頼むよ、もう…
— リタ ミッラ(呼び方ミッラでok) (@ei_opn) April 24, 2021
スマイルゼミも楽しんで続けているという声が多数です。ゲーム感覚で勉強できるのでどんどんすすめているお子さんもいるようですよ!
悪い声としては、勉強する内容を自分で選べてしまうので、苦手なものはやらなくなってしまう子もいるようです。また、やる気がある子はすぐにすすめてしまい、月の後半になると勉強することがなくなってしまうという声もありました。
すららとスマイルゼミおすすめはどっち?

ここまでの内容を踏まえて、それぞれの教材おすすめの人を紹介します。
すららがおすすめの人
すららがおすすめなのは、以下に当てはまる人です。
- 学校の授業についていけていない
- 得意科目はどんどん先取りしたい
- 家のタブレットやPCを活用したい
- 学習方法などの相談にも乗って欲しい
- 不登校である
すららの場合、科目ごとに自分のレベルに合わせ、学年を超えて学べるシステムが魅力。授業がついていけなかったり、塾の内容もわからなかったりするお子さんにはぴったりです。逆に、先取り学習もできるので、得意を伸ばすこともできます。
また、すららコーチのサポートの手厚さも見逃せません。不登校や発達障害のお子さんへのサポートまで対応できるので、気になることはどんどんアドバイスを受けられます。
スマイルゼミがおすすめの人
スマイルゼミがおすすめなのは、以下に当てはまる人です。
- 学校の予習復習に使いたい
- 定期テストの対策もガッツリしたい
- プログラミングや英語もいち早く学びたい
- 書くことに重点を置いて勉強したい
学校の進度に合わせて進むので、今まで授業は理解できてきたけれど、最近躓くことが増えてきたお子さんにピッタリ。
中学生であれば、9科目のテスト対策ができるのもうれしいところです。小学生ならば、速いうちからプログラミングや英語も勉強できるので、幅広く知識をつけたい方にもおすすめします。
専用タブレットでどんどん書いて学べるので、手を動かして勉強したいお子さんにもよいでしょう。