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【保存版】モンテッソーリ教育とは?5つのメリットと3つの要素を徹底解説

こんにちは!小幡和輝と申します。
全国100箇所で不登校の経験がある人を中心にイベントを開催したり「ゲームは人生の役に立つ」などの教育系の書籍を出版したりしております。

プロ棋士の藤井聡太さんが使っていたことでも話題となったモンテッソーリ教育。

名前は聞いたことがあるけど、具体的な内容を知らないという方も多いのではないでしょうか?

そこで本記事では、モンテッソーリ教育の具体的な内容と、家庭で行う方法について徹底解説します。

モンテッソーリ教育をお子様に導入したいとお考えの方は、ぜひご覧ください!

目次

モンテッソーリ教育とは、子どもの自発的活動を支援する教育法

モンテッソーリ教育とは、子どもの自発的な活動を支援する教育法です。女性医学者のマリア・モンテッソーリさんが考えたことから、この名前が付きました。

教育の目的は「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てる」ことです。

自発的活動と聞くとピンと来ないかもしれませんが、他人から指摘されることなく、自分の意志で周囲の環境に関わり、成長することを指します。

例えば自分で立ち上がったり、言葉を覚えたりすることも自発的活動と言えますね。決してやり方を教わっているわけではないのに、気が付けばできるようになっています。

考えられてから100年以上経過していますが、いまなお世界中で支持を受けている人気の教育法です。

モンテッソーリ教育の3つの要素

モンテッソーリ教育には、特徴となる3つの要素が存在します。

  1. 自主性
  2. 敏感期
  3. 個別活動

それぞれを詳しく解説します。

【モンテッソリー教育の要素1】
自主性

モンテッソーリ教育では、子どもの自主性を第一に考えます。

「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てる」という教育の目的があるように、自主性を重んじることで自立を助けるのです。

親から強制することなく、自分から「やりたい」と言えるような子どもを目指す教育をする方法が、モンテッソーリ教育には盛り込まれています。

【モンテッソリー教育の要素2】
敏感期

モンテッソーリ教育では「敏感期」に基づいて、子どもの知育を行います。

敏感期は、ある特定の事柄において、強い感受性が現れる時期です。

子どもが色々なものを口にしたり、数字を数えることに夢中になったりするのは、敏感期だからこその減少だと言えます。

敏感期は感受性が強く、何でも積極的に学ぼうという意欲が現れます。つまり、特定の事柄において自発性が生まれるということです。

ここで親がしっかりと知育を行えば、子どもが自主的に学んでくれるため、学習効果が非常に高くなります。感受性が高く吸収力もあるので、すぐに成長するでしょう。

【モンテッソリー教育の要素3】
個別活動

モンテッソーリ教育では、個別活動に重きを置きます。自主性を重んじるため、集団で誰かに合わせて動くのではなく、自分で考えて行動することが求められるからです。

もちろん、みんなで遊ぶことが悪いというわけではありません。大切なのは自主性なので、子どもが「みんなで遊びたい」と思っているならば、それは子どもの自主的な活動と捉えられます。

個人活動で自主性を育むのが大切ですが、集団で行動しても流されない自主性があるなら、モンテッソーリ教育は成功していると言えるでしょう。

モンテッソーリ教育で重要な6つの「敏感期」を徹底解説

モンテッソーリ教育には、実践する上で重要な6つの「敏感期」というものが存在します。

敏感期とは、ある特定の事柄に対して、強い感受性が表れる時期のことです。敏感期に突入した事柄は吸収力が高く、教育効果が高いとされています。

こちらでは、モンテッソーリが定義している6つの敏感期を紹介します。

【モンテッソーリ教育の敏感期1】
言語

音声による話し言葉や、活字による文字言葉など、言語に関する敏感期です。

赤ちゃんが誰に教わることなく言葉を覚えるのは、敏感期に自発的に吸収しているからだと考えられています。

言語に対して敏感期に突入する期間は、以下の2つです。

  1. 話し言葉……7ヶ月の胎児期~3歳前後
  2. 文字言葉……3歳半~5歳半

話し言葉は胎内~3歳までに敏感期へと突入します。周りで話している言葉を感じ取り、自発的に話せるように口を動かします。

文字言葉は3歳半~5歳半のころに敏感期へと突入します。文字が書かれている絵本や物語に夢中になる時期です。

この2つの時期に、言葉に関する興味を得られる環境を用意することが大切です。ゆっくりとわかりやすい言葉で話しかけたり、色々な物語を用意したりしましょう。

【モンテッソーリ教育の敏感期2】
秩序

秩序は簡単に説明すると、物事の正しい順序や筋道のことです。

例えば物事の順番に厳しかったり、おもちゃの置き場所を気にしたり、誰の物かを意識したりする時期が秩序の敏感期と言われ、大体生後6ヶ月~3歳前後に見られます。

おもちゃを捨ててしまった時に、後で同じおもちゃを渡しても「このおもちゃじゃないと嫌だ」と泣き出してしまう子どもを見かけたことがありますよね。

これは「誰が所有している」という秩序を意識しているからこそ起こる現象です。

秩序は大人からすると些細なことのように見えるかも知れませんが、子どもにとっては重大なこだわりとして捉えられています。

【モンテッソーリ教育の敏感期3】
感覚

感覚は、視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚の五感を使って感じられるものです。

目・鼻・耳・身体などをフルに使って、感覚を得ます。

感覚の敏感期は「探索・ため込み期」と「整理・分類・秩序化期」の2つに別れます。

  1. 探索・ため込み期……0歳~3歳
  2. 整理・分類・秩序化期……3歳~6歳

よく小さい子供がおもちゃを口にする機会を見かけると思いますが、これらは感覚を得ようとして行われているんですね。いろいろな場所を使って感覚をため込んで、少しずつ整理していきます。

整理が行われると、例えば車の写真を見て、触ったときの硬さや質感を想像できるようになるのです。つまり実際に行動しなくても頭の中で理解できるように、脳が変化していきます。

感覚は子どもが育つ中で、かなり重要な要素です。

【モンテッソーリ教育の敏感期4】
運動

運動はスポーツという意味ではなく、立つ・座る・運ぶといった動作を指します。どれも生きていくうえで重要な要素ですね。

最初は寝返りすら1人でできませんが、徐々に座れるようになり、ハイハイ、立つ、歩くという風に成長していきます。

  1. 運動能力の発達……0歳~3歳
  2. 洗練、調整された運動……3歳~6歳

という2つに分類され、まずは色々な運動ができるようになり、そこからより洗練されたものへと進化していきます。目で見て覚えたことを、実際に自分の身体を使って真似ができるようになるのです。

子どもの運動能力の成長を助けられるようなサポートを行いましょう。

【モンテッソーリ教育の敏感期5】

物を数えたり、読んだりすることに対する敏感期です。自分の年齢を覚えたり、数字を数えることに楽しみを感じたりします。

例としては、持っているおもちゃの数を数える、お風呂から上がるまでの数をカウントするなどが挙げられます。

4歳~5歳ころに訪れる敏感期なので、その時期になると数字を数えられるカードなどを酔いしておくとよいでしょう。

【モンテッソーリ教育の敏感期6】
文化

文化の敏感期はモンテッソーリ教育独自の考え方によるもので、数や言語以外に出てくる興味や関心を指します。

車や電車などの機械、動物、植物、歴史など、とにかく広く興味を持つ時期です。

6歳~9歳ごろに訪れると定義されていますが、近年ではインターネットを使った動画視聴などが盛んにおこなわれているので、もっと早くから訪れる可能性があります。

色々な文化に触れさせてあげて、感覚を育てていくとよいでしょう。

モンテッソーリ教育の内容を年代別で紹介

モンテッソーリ教育では、年代別で教育を行う内容を変化させます。

これはモンテッソーリが定める『敏感期』によるものです。敏感期に入って、自発的に学ぼうとしている時にこそ効率的な勉強方法を与えてあげると、成長度合いが高くなります。

こちらでは、0歳~3歳の時に必要な教育と、3最~6歳の時に必要な教育に分けて説明を行います。

0歳~3歳には7つの教育

0歳~3歳の頃には、7つの教育が必要です。

  1. 粗大運動の活動
  2. 微細運動の活動
  3. 言語教育
  4. 感覚教育
  5. 日常生活の練習
  6. 音楽
  7. 美術

それぞれ具体的に確認しましょう。

粗大運動の活動

粗大運動は身体や手足の筋肉など、全身をうまく利用するための動きです。

寝たままの状態から、ハイハイや自立、歩行、階段の上り下りまでをうまく教育することで、自立性を高めます。

低い台を用意したり、立ったときに掴める場所を用意したりと、運動を助ける器具があるとよいでしょう。

微細運動の活動

微細運動は主に腕や手の筋肉を利用する運動です。

触る、叩く、握る、落とすなどの動作を行うようになります。

最初は手のひらを使って握る行動から始まり、腕全体をつかった振り回し運動を経て、関節を使用した細かな動作へと変化します。

ガラガラ・ボール・ペットボトルの蓋などを使うと効果的です。

言語教育

子どもには『話し言葉の敏感期』というものがあり、自発的に周囲で利用されている言葉を覚えようとします。

ただし、周囲の環境によって大きく学びが左右されるので、言葉の質や量をうまくコントロールしなくてはなりません。

話し言葉の敏感期は胎児7ヶ月目の状態から行われるため、早い時期からの準備が必要です。

感覚教育

周囲の環境を、視覚・聴覚・臭覚・触覚・味覚の五感で感じ取り、記憶や思考といった知性を働かせます。

0歳~3歳の感覚はとにかく探索してため込むという時期なので、色々なものに触れることが重要です。

知性の覚醒のためには必要不可欠な要素なので、うまく洗練させられるような感覚教具を用意しておくとよいでしょう。

日常生活の練習

日常生活の練習は、運動の敏感期に必要な教育です。

粗大運動・微細運動を繰り返し、環境への適応を行います。

子どもは日常で感じた感覚を実際に体験しないと理解できません。例えば食べ物を見た時、感覚では「食べ物がある」「においがいい」と感じます。ただそこから味や食感を想像するには、実際に口に含む必要があるのです。

大人であればある程度想像でできることも、子どもは実際に行動しないとわかりません。

子どもがよく紙をやぶったり、フタを開けたり締めたりするなどのいたずら行為を見かけますが、これは感覚を実際の運動に移しこみ、環境の適応を行っている状態なのです。

子どもが興味を持っていることに対しては、どんどん触らせたり、臭いをかがせたりしてみましょう。

音楽

音楽を聴くと子どもは体を揺らしたり、音を鳴らしたりします。

音楽教育を本格的に行うにはもう少し後の年齢じゃないと難しいですが、まずは音楽を聞かせてあげて、音に乗ったり、音を鳴らしたりする感覚に慣れるようにしましょう。

美術

色のついたクレヨンや鉛筆を使って、美術を楽しませましょう。

もちろん最初は「美術」という認識はありません。手を動かすことで色のついた線が出てくることに楽しみを覚えます。

2歳くらいになると徐々に線が円になるなど、形づいたものを書けるようになります。ただしまだ絵を描いているという感覚は少ないです。

そして3歳頃になると、画を書いているとはっきり認識するようになり、書いたものに「電車」や「ママ」などの意味をつけ始めます。

最初は何でもいいので、とにかく手を動かさせてみてください。

3歳~6歳には5つの教育

0歳~3歳までに吸収した物事を整理し、順序化する3歳~6歳期には、以下の5つの教育を行います。

  1. 日常生活の練習
  2. 感覚教育
  3. 言語教育
  4. 算数教育
  5. 文化教育

日常生活の練習

3歳~6歳の日常生活の練習には、自分の身体を思うようにコントロールするという意味が含まれています。

子どもはやりたいことを頭に思い浮かべていても、なかなか思うように実行ができません。まだまだ身体の運動能力が低い上に、やり方を知らないからです。

親は、子どもにやり方を教えて、身体がコントロールできるようになるまでの道のりを手助けしてあげる必要があります。

子どもは親のやることを真似しようとするので、なるべく丁寧にやりかたを教えてあげましょう。

感覚教育

3歳~6歳の子どもは、今までにため込んだ感覚を整理・分類・秩序化します。

いまは感覚の敏感期の真っ最中なので、周囲の刺激に敏感です。この時期に感覚教具を使うことで、整理・分類・秩序化の手助けを行います。

意識して感覚を使うことにより、一層感覚が鋭くなって、知性が発達します。

言語教育

3歳~6歳になると、話し言葉だけでなく文字言葉にも注意が向くようになります。

とにかく文字に触れさせてあげることで、文字の意味をどんどん理解するでしょう。

簡単な絵本を読んであげたり、文字付きの写真を見せてあげると効果的です。

また日常生活の練習で行っているように、文字の書き方を教えて、身体のコントロール方法を教えてあげましょう。

算数教育

4歳~5歳ごろになると、数字を数えたり、読んだりするようになります。

外に出ると、ナンバープレートなどの数字を見ては読み上げるという行動をするようになるでしょう。

ここでは、数を具体的なもので表現する教育が大切です。

数字に敏感な時期だからこそ、無理なく算数的な教育ができるようになります。

文化教育

文化教育は、数や言語以外に出てくる興味や関心を指します。

子どもが様々なものに興味を持ち始められるように、色々な物やことに触れさせることが大切です。

モンテッソーリ教育を行う5つのメリットとは

モンテッソーリ教育には、どのようなメリットが存在するのかこちらで解説します。

  1. 自立した思考が手に入る
  2. 集中力のある子どもに育つ
  3. 自分の考えを主張できる子どもになる
  4. 挑戦力が高まる
  5. 情緒が安定する

【モンテッソーリ教育のメリット1】
自立した思考が手に入る

モンテッソーリ教育では、自立した思考が手に入ります。

人に流されて行動するのではなく、自分がやりたいと思ったことを実行する力が身に着くのです。

自発性が個性を育み、魅力あふれる人間へと成長していきます。

【モンテッソーリ教育のメリット2】
集中力のある子どもに育つ

モンテッソーリ教育を行うと、集中力が身に着きます。

自発的に「やりたい!」と言ったことなので、ちゃんと集中して取り組むことができるからです。

また人から強制されて始めるよりも持続力があるので、途中で投げ出さない忍耐力も手に入るでしょう。

【モンテッソーリ教育のメリット3】
自分の考えを主張できる子どもになる

モンテッソーリ教育を行うと、自分の考えを主張する力が高まります。

自主性を重んじる教育なので、やりたいこと、やりたくないことをハッキリと伝える人間に育つのです。

周りに流されず、自分の考えを主軸に持つ教育方法からこそ、しっかりと自分で考えて主張ができるようになります。

【モンテッソーリ教育のメリット4】
挑戦力が高まる

自分で意欲的に挑戦していく能力が高まります。

モンテッソーリ教育では自発性を重要視するので、やりたいことを見つけるとすぐに取り組もうとする行動力が身につくからです。

好奇心が旺盛で、何事にもチャレンジする能力が身につくでしょう。

【モンテッソーリ教育のメリット5】
情緒が安定する

モンテッソーリ教育では、子どもの情緒を安定させることが可能です。

子どもがやりたいことを尊重する教育法なので、子どもに対しての否定が少ないからです。

子どももやりたいことを存分に楽しめるので、精神的な不満もありません。

モンテッソーリ教育のデメリット3選

モンテッソーリ教育はメリットの大きい教育法ですが、少なからずデメリットも存在します。

こちらでは、モンテッソーリ教育のデメリットを3つ紹介します。

  1. 集団性や協調性は育てられない
  2. 運動不足になりやすい
  3. 子どもらしくなくなる

【モンテッソーリ教育のデメリット1】
集団性や協調性は育てられない

モンテッソーリ教育では、集団性や協調性を育てられません。

個人の能力を育むことを重視しているので、協調性が必要な集団行動などのカリキュラムが無いからです。

ただし、育てられないだけであって、協調性が無い子どもに育つわけではありません。むしろ自立性や自己肯定感が高いので、すぐにみんなと仲良くなることが多いでしょう。

どうしても集団的な能力を意識して育てたいなら、別でボーイスカウトやチームスポーツなどを始めるなどの対策をとってみてください。

【モンテッソーリ教育のデメリット2】
運動不足になりやすい

モンテッソーリ教育では、少し運動不足になりやすい傾向にあります。

取り組むカリキュラムが基本的に室内で行われる内容なので、外で目いっぱい遊ぶことが少ないからです。

外で遊ぶことも重要なので、遊びのバランスをうまく整えてあげましょう。

【モンテッソーリ教育のデメリット3】
子どもらしくなくなる

モンテッソーリ教育を行うと、子どもらしくなくなると言われています。

自発性が高まり、情緒が安定して落ち着いた行動が増えるからです。

とは言っても、そこまで目に見えて変わるものではありませんし、適応力は高いのですぐに色々な人と仲良くなれます。

親としてバランスよく子どもの行動を見守るようにしてあげましょう。

モンテッソーリ教育を家庭で行う5つの具体的なコツ

モンテッソーリ教育は、子どもが自発的な学びを行う敏感期に対して適切な知育を行う教育法です。

つまりは大人が適切なタイミングで子どもにアプローチをかけることが大切なので、特別な施設や塾などに行かなくても、十分に効果を発揮できます。

そこでこちらでは、モンテッソーリ教育を家庭で行う5つのコツについて紹介します。

【モンテッソーリ教育のコツ1】
選択する機会を与える

なるべく、選択する機会を与えるようにしてください。

モンテッソーリ教育の大部分を占める考え方は「子どもの自発的な行動を助ける」という点です。

選択の機会を与えると、自分で選択するという自発的な行為が生まれます。子どもは自分が選んだものであれば積極的に取り組む姿勢を見せるでしょう。

また、選択の自由は「イヤイヤ期」への対応にも利用できます。「これとこれならどっちがいい?」と子どもに選ばせることで、物事をイヤだと拒む確率を下げられるのです。

親が強制するのではなく、選択する機会を与えて、自発的な行動を助けましょう。

【モンテッソーリ教育のコツ2】
無理に教えない

物事を無理に教えないようにしましょう。

子どもの間違いをすぐに指摘したり、怒って正そうとしたりすると、子どもから考えるチャンスを奪ってしまいます。

子どもの自発的な気持ちを助けるには、子どもが考えに考えた後で出てくる「教えて」という言葉を待つことが大切です。

大人は子どもの行動についつい「こうやるんだよ」と口を挟んでしまいがちですが、なるべくこらえて、子どもの自発的な気持ちを引き出しましょう。

【モンテッソーリ教育のコツ3】
ゆっくり、時間をかけて解説する

子どもに何かを教える時は、ゆっくりと時間をかけて解説するようにしましょう。

子どものころは、五感などの感覚機能がそこまで発達していません。その状態でスピーディーに物事を教えたとしても、脳が認識してくれないのです。

おもちゃの使い方を教えるとき、本を読み聞かせる時などは、なるべくゆっくり時間をかけてあげてください。

子どもが認知できるスピードで行って始めて、理解を促すことができるのです。

【モンテッソーリ教育のコツ4】
整理されている環境を与える

モンテッソーリ教育において、整理されている環境というのは大切です。

ひとつひとつ手に取っておける状態にすることで、感覚が研ぎ澄まされ、効率よく知育ができるようになります。

また、自発的に整理整頓を行うようになるので、整理する習慣を身に着けるのにも効果的です。

おもちゃ、本、鉛筆やクレヨンなどは、キレイに整理した状態で置いておくようにしましょう。

【モンテッソーリ教育のコツ5】
自然に触れさせる

自然に触れさせることで、感覚を磨くことができます。

子どもは、五感から感じたことを想像する力が身についていません。絵本や写真を見て「キレイ」と感じることはあっても、それがどのようなものなのか想像しづらいのです。

そこで、ちゃんと自然に触れさせて、感覚を育ててあげましょう。

散歩やピクニックなどを行い、実際に色々なものに触れさせてあげることで、感覚を磨きます。

子どもは自発的に色々なものを発見するので、急がずゆっくりと触れさせることがコツです。

ゲームは教育に悪い?起業家の僕がゲームから学んだこととは

モンテッソーリ教育は100年以上前に作られた教育法なので、今では他の教育法もたくさん出ています。

ところが「ゲーム」に関しては、いまだにマイナスな印象を持たれたままです。ゲームは悪だと言われ、遊ぶ時間を制限された人は多いのではないでしょうか。

僕はこの考え方にずっと疑問を呈しています。僕は小学校~中学校まで不登校で、高校生の時に起業を経験したのですが、不登校中の僕を助けたものはゲームでした。

総プレイ時間が30,000時間を超えるくらいゲームで遊び、ゲームを通じて様々なコミュニティにも顔を出しました。そこで出会えた仲間とは今でも交流を持っています。

もちろん全てのゲームが万能とは限りません。1人用のテレビゲームばかりやっていても、コミュニケーションはうまくならないですからね。

ただ、ゲームを通じて学べるものはたくさんあると考えています。

「ゲームは悪だ」と決めつけるのではなく、何を学ばせるかを考えたうえで、色々と遊ばせてあげてもいいのではないでしょうか。

ゲームは人生の役に立つ。悪と言われるゲームから学びを深める方法とは

ゲームは悪と言われることが多い日本ですが、僕は「ゲームは人生の役に立つ」と考えています。

使い方によっては人とのコミュニケーションを助け、学びを深めるための有効なアイテムです。最近では「ゲーミフィケーション」といって、日常生活やビジネスの中にゲームの要素を盛り込む方法も注目を集めています。

先入観だけでゲームを悪とせず、ちゃんと向き合い、人生の役に立てられるような方法を考えることが、今後求められていくのではないでしょうか。

2019年5月に僕が出版したゲームは人生の役に立つという本では、ゲームの価値を考え、ゲームが描く未来について、科学者、教育者などと討論を行っています。

この本は、ゲームという観点から考えた子育て本であり、社会人に向けた自己啓発本でもあります。お子様が色々な事から学びを得て、強い大人になっていくのを助けるためにも、ぜひ一度手に取って読んでみてください。

こちらから試し読みもできます。

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ABOUT ME
小幡和輝
約10年の不登校を経験後、高校3年で起業。#不登校は不幸じゃない 発起人 メディア出演 『NHK おはよう日本』『フジテレビ バイキング』ほか多数。 著書に『学校は行かなくてもいい』『ゲームは人生の役に立つ。』『子ども稼ぐ力』など 詳しいプロフィールはこちらの記事をご覧ください!